「日本の時代は終わらない」:経済大国としての日本の役割と世界の課題

日本の未来と役割について論じるエッセイ。
日本の停滞の原因を「精神年齢12歳の政治とマスコミ」に求めつつ、優れた技術力と1,500兆円の個人資産を持つ日本の潜在力を強調する。
広島・長崎への原爆投下に対する米国の責任と、核保有国が抱える哲学の欠如を指摘し、20世紀型資本主義とそれを盲信する国家への警鐘を鳴らす。

2013-01-28
日本の時代が終わったなんて、とんでもない。
日本は米国と屹立する、あるいは米国を補完する超経済大国として、あと170年、栄え続けなければならないのです。
憲法で自衛権以外の武力は放棄している日本は、武力は米国に任せればよいのです。注;著者一流の警句、皮肉、箴言
経済において繁栄し続ければ良いのです。

日本は何故この20年、大停滞したのでしょうか?
厳しく言えば精神年齢十二歳のマスコミと政治が駄目だった。
日本の企業は日々、革新と競争にさらされ、各分野で世界トップクラスの技術を磨き、大きなシェアを占めてもいる。
世界的にも優秀であることは言うまでもない。
勤勉で細部を疎かにしない特質と高い教育レベルが相まって、世界で唯一、原爆に対する想像力を持った日本は、1,500兆円という世界一の個人資産を持っているのです。
僕は、これは神の意志でもあると確信している。

一方、世界はどうか。

米国は、ヒロシマ、ナガサキに原爆を落としたのは、戦争の世紀に日独伊三国同盟を結び敗者に着いた、その戦争責任を果たさせるためだったと、世界に宣言しなかった。
米国は人類史上最悪の犯罪を冒した国家のままであると言っても過言ではないのである。

米国が世界に宣言しなかったから、原爆に対する想像力が世界にはなかったのである。
だからヒロシマ、ナガサキ以降にも、太平洋諸島で原水爆の大気圏実験を繰り返した等と言う愚かしさに繋がっていたのである。

それは他の先進国にも伝播しただけではなく、精神年齢12歳のファシズム国家群にも伝播して、世界は、ヒロシマ、長崎という、人類史上最悪の惨禍を経てもなお、原爆を持つ等と言う愚かしさの中に在るのである。
それらの愚かしい国々は、10年先に、どうなっているのか誰も分からない様な国々が多いと言う嘆かわしさなのである。

この事は、20世紀型の資本主義が、大した哲学を持っていない事を実証しているのである。
相手が、どれほど酷い国で在ろうと、金さえ儲かれば良い。

企業がでかくなって世界一になれば良いとして、唯々諾々と付いて行く。
そんな国々に”The Turntables of Civilization”が廻ることはあり得ないのである。

神は、そんな国に微笑まないだけではないのである。
必ずや罰するのである。
それが歴史の必然である事を、私は、今、世界に宣言する。

ボブ・ディランではないが、今は、特にそうなのだ。
人口だけで大きな顔をしたり、大きな声を上げたりして、自分が、世界の勝者に成ったかのように錯覚している国は、ボブ・ディランが言った様に、今の勝者は、明日の敗者であることを、神に依って証明されるしかないのである。

死ぬ日を待ちながら草を食んでいる羊の様な存在でしか無かった事に、いつか気付く日が来るのである。
その日が、そう遠くない事も、世界は、気付きだしているはずである。
人間の自由や真実をないがしろにして栄えた国家はないからだ。
以下続く。

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