福島と中国の大気汚染に思う、日本と世界の現実

2013年1月30日、ニュースが伝えた中国からの大気汚染を契機に、筆者は福島事故を「フクシマ」に変えた当時の政権の無能を批判。韓国の原発推進と日本技術者の引き抜き、中国の「底知れぬ悪」と「まことしやかな嘘」がもたらす汚染を論じ、真の反原発論は韓国・中国に向かうべきだと指摘する。

福島第一原子力発電所事故を巡る当時の政権の対応を厳しく批判し、その結果として生まれた反原発感情と太陽光発電ビジネスの問題点を指摘。中国からの大気汚染物質の飛来を例に、隣国の原発推進と日本の反原発論を比較し、技術と政治の重要性を論じる。個人の「底知れぬ悪」が集合した結果としての大気汚染を梅棹忠夫の思想に重ね合わせ、グローバルな視点での議論を訴える。

2013-01-30

昨夜の「ニュース23」は中国の大気汚染の酷さを伝えていた。
おまけに今日、あの酷い大気汚染物質が日本に到来する事も伝えていた。

フクシマについて、あの時の政権の状況…あの政権の成りたち、時の首相の状況と人間性が、福島をフクシマにしたのではないか、と私は、日本で最初に指摘したのである。
福島をフクシマにした結果として、日本は必要以上に、またもや縮こまった。

この間隙をついてというか、これを更に煽って、太陽光発電を世界一の高値で国に買わせることに成功した実業家は、韓国で、韓国の原発は良い、日本の原発は悪い、と発言したのである。
つまり馬脚を現したのである。

東電バッシングに明け暮れていた日本は、またもや過去20年の愚かしさの中に在ったのだと言っても過言ではないのだが。

韓国の原発技術が本当に優れているならば、今がその時と、日本の原発技術者の大量採用を図って、東京に政府肝いりの事務所を開設したりするものか。

そもそも、地球は、何処の国でも、地下1,000mも掘れば温泉が湧き出るのである。
つまり内部は、灼熱のマントルなのである。
我々は、そういう不思議な物体である地球の上に生存している人類なのである。

日本の原発は良くない、韓国の原発は良いなどと言う馬鹿な事は幼稚園児の言うことである。
ましてや技術水準から言えば、韓国の原発は日本の原発より危ない、と考えるのが世界の常識であろう。

そのことは、大わらわで人材確保、人材スカウトに乗り出した韓国の政府関係者の発言でも明らかなのである。
「日本の技術は韓国の技術よりも数倍優れている。だから韓国に来てくれ。」

福島をフクシマにしたのは、技術には絶対安全はないという事と、時の政権が本当にお粗末ならば、物事は常に、とんでもないことになるのだ、ということなのである。

恣意的な政権と言うのが常に世界平和を脅かす、人類の生存を脅かすものであることは、今も、時々刻々に、世界各地で証明されているのである。
人格の下劣な、本質が低能と下品で出来ている政治屋たちが、どれほど人類の障壁になり続けているか、それを私達は、毎日、世界中で見せつけられているのである。

中国の、あの大気汚染の酷さは、何を意味しているのか。
昨日、紹介した、日本が生んだ大頭脳である梅棹忠夫が喝破した、「底知れない悪」「まことしやかな嘘」の現れが、あの信じ難い大気汚染をもたらしているものの正体なのである。

隣国である韓国と中国が、どんどん原発を推進していることは衆知の事実である。
新規原発の工事にもどんどん執りかかかっている。

この時に、福島がフクシマになった原因をきちんと考える事をせずに、反原発というだけの声を上げる事に、何の意味が在るのか。
反原発に人生をかけるというのなら、世界は狭くなったのだから、韓国、中国に飛んで、反原発の声をとことん上げるべきだろう。

それをしないならば、いうまでもなく、反原発には何の意味もない。
一朝、事が起きれば、放射能は忽ち飛来することは言うまでもないのである。
あの大気汚染物質ですら、今日、日本の空に襲来しているのである。

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