そのトイレの美しさだけで、世界を感嘆させる事が出来る、と、私は思うのである。
今週号のニューズウィークを持って京都に向かった。
今週号の表紙は「息切れクール・ジャパン」
が大見出し、日本を世界に売り込むソフトパワー戦略の残念な勘違い、が中見出し。
私は内容を読む前から思っていたのである。
それはそうだろう。
日本のソフトパワーは、オタクやetc.ではなくて、簡潔に言えば、京都である、と。
嘘だと思う者は、平日に、京都に行って見たまえ。京都の世界遺産に行って見たまえ。
世界各国からの観光客に幾らでも遭遇する事に成るし、近年は、特に、中国からの観光客がグンと増えている事に気付くはずだから。
京都は日本のエッセンスなのだから…つまりは、日本を売り込めば良いのである。
先ず、京都が一番良いのは言うまでもなく、あまり言及されない観点から敢えて言いますが、
京都に在る神社仏閣の何処に行っても、そのトイレの美しさだけで、世界を感嘆させる事が出来る、と、私は思うのである。
先ずは、原広司さんの最高傑作である、現代の最高の庭園としての京都駅からソフトパワーを発揮しよう。



2012/6/6、京都駅にて。