京都紅葉と魂の写真 ― 病を超えて世界へ届ける芸術
大病を乗り越え、京都の紅葉を撮り続けた写真家の魂の記録。葛飾北斎や長谷川等伯に自らを重ね、日々刻々と変わる京都を100円で世界に届ける試み。写真は作者自身を幾度も救い、鑑賞者の心にも必ず響くと確信している
2013-02-06
どうぞご鑑賞下さい。
去年、京都の紅葉は、関係者が10年に1度の鮮やかさだと評した程に美しかったのである。
一昨年の秋、私は、人生で一番と言って良い位に、無性に京都の紅葉を観たかった。
だが、ビジネス人生の最後に、大阪に存在する悪に遭遇した無念と怒りが大変なストレスとなった。
為に私は、生死に関わる大病を患い、7ヶ月以上も入院していたのである。
当然ながら、一昨年の秋の紅葉は観る事が出来なかった。
去年の秋は、紅葉が始まるのを待ち望んでいた事は言うまでもない。
私は親しい知人に、「僕の写真は、現代の葛飾北斎、尾形光琳、長谷川等伯、俵屋宗達、etc.etcである」、と、云い放っていたのである。
或いは東山魁夷、須田国太郎,etc.etc.であると言っていたのである。
かつて、NHKがチャン・ツィイーの素晴らしい特集を放映した。
彼女は「美は一瞬の中にしかない」と言った。
私は、痛く同感したのである。
私は写真の技巧は一切知らない。
知りたいと思わないのである。
全ては一瞬の中に在る事を知りぬいているからだ。
カメラはSONYのデジタル一眼レフを使用している。
私がSONYの技術を愛している事は、「文明のターンテーブル」の読者は御存知の通り。
SONYのセンサー技術等を全面的に信頼しているから、モードはオートのポジションしか使用しない。
プロのカメラマンの方には申し訳ないが、私は、彼らのいかにもプロの技巧を凝らした写真を本当に良いと思った事はないのである。
その私が、四季折々、日々刻々に変わる京都を、撮影し続けている。
大病後のリハビリとして、後、4年間は、一切のビジネスがもたらすストレスから離れて、京都に浸らなければならない、そう思い定めているのである。
東大に行くか京大に行くかを考えていた高校1年生の時に、桑原武夫と時実利彦の講演会が、私の故郷である仙台であった。
これを聴いていた私は、桑原武夫の後を継ぐのは自分だと確信したのである。
高校2年生の時に、私に、二度も世界史の講義を任せた佐藤先生は、そんな私を見抜いていたのである。
先生は階段で私をつかまえて言ったのだった。
「君は京大に残って、京大を、その両肩に背負って立たなければならない」
そのような、超エリートとしての約束された人生を捨てて生きる事を、神からの使命として与えられた私は、ずっと思い続けていたのである。
誰よりも早く、リタイアしなければならない、と。
フィレンツェに3カ月、パリに3カ月、ハワイに3カ月…ハワイは当時ゴルフフリークだった私が好きな場所だったのであるが、後の3カ月が、浮かばなかった。
それが実は京都で在ったのだなと今は気付いているのである。
ビジネス人生の最後に日本に棲息している悪と遭遇した今、私の思いを叶えてくれているのが、京都なのである。
その京都を私が毎日の様に撮った。
それは土門拳が室生寺に惚れて、室生寺を撮り続けた魂と何ら変わらないものなのである。
毎回、百枚前後の写真を、100円で販売する事にしました。
世界中の人が購入してくれた暁には、私が、「文明のターンテーブル」の概念を発見した街であるローマから始まるイタリアの諸都市。
そしてパリの写真を撮りに向かいたいと思っています。
どうぞ私の写真集を購入して下さい。
昨夜でもそうですが、僕は、もっと早い時間に、あの素晴らしい映画を観たかったのでしたが、
節約生活を余儀なくされている為に、HP作成業者等に作成を依頼できないストレスが少々あって時間を無駄にしたのでした。
人生は、誰に取っても100%ということはありません。
様々な苦しみが常に在る事は、言うまでもないでしょう。
男と女の争い、夫婦喧嘩、それらが高じて他者には言えない苦しみを感じた経験は誰にでもあるはずです。
今、仕事は弊社専務に任せて、ひたすらリハビリに努めている私ですら、そのような、思いも掛けないストレスから無縁ではないのです。
私の場合は、健常な時と違って、そのようなストレスに長時間苛まされている事は致命傷になる。
そんな時に、私の写真は、何度も私を救ってくれたのです。
我ながら本当に良いと思う。
どうぞ、100円=1ドルで平均100枚を届けようと考えた私の写真を購入して見て下さい。
見つめて下さい。
全てが見えるはずですから。
真実の言葉が世界の果てまで届くように。
PC技術に堪能では無い私ですから、先ずは、FC2社のブログを簡単に有料化することから始めました。
今日は、昨日までお届けして来た、金閣寺の残り240枚を、80枚づつに分けて、3回分、1回100円としました。
どうぞご鑑賞下さい。
必ずや貴方の魂に届くはずですから。
貴方の心の琴線に触れる写真の数々であると私は確信しています。