だが、多くの者にとって、好むと好まざるとに関わらず、

竹中平蔵氏の最新刊は、言わば、経済的人生のハウツー本なのだが、紀伊國屋の店先に山積みされていたのを、ちらっと読んで見た。
読み易い様に、項目ごとに整理され、なおかつ強調文を多用した短い章の積み重ねだったから、ストンと、全段が目に入って来たのだが、
その中で、一番、目に残ったのが、馬鹿は相手にするな、という項目だった。
それは全くその通りだろう。
だが、多くの者にとって、好むと好まざるとに関わらず、馬鹿と付き合う、馬鹿に遭って生きて行く人生になるのである。
それは丁度、日本が、律令制以来、1,000年以上を経た今に至るも、有り難くない古代からの贈り物に、実は、苛まされているように、避け難いものなのである。
大阪駅に着いた途端に、その様な人間に遭ってしまい、今の私には危険な、ストレスに襲われてしまった。

2012/6/9、京都府立植物園にて。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。