朝日新聞は倒産する前に「性奴隷」の嘘を世界に謝罪せよ

テーミス9月号に掲載された高山正之の連載コラムは、「日本人とユダヤ人だけは奴隷制を持たなかった」という通説を踏まえつつ、ユダヤ人が歴史的に「奴隷にされ続けた側」であったために奴隷を持つ側になれなかったこと、そして欧米、とりわけアメリカが中世的な戦利品感覚で女を犯し略奪し奴隷にしてきた歴史を具体的事例で描き出す。ワシントンが黒人奴隷の歯を抜いて総入れ歯を作らせた話、ジェファーソンが黒人奴隷を「繁殖」させ性奴隷化した史実、第二次大戦後の米兵によるレイプ、アメラジアン法の成立などを踏まえ、いわゆる「性奴隷」批判を日本軍だけに向ける不公正を指摘する。
一方、朝鮮の奴婢・白丁制度とその世襲、日本がそれを即座に廃止した事実、日本軍が日清戦争や義和団事件において略奪・強姦を禁じ、むしろ欧米列強から市民を守った実態を挙げ、日本の軍隊と西洋の軍隊の落差を浮き彫りにする。にもかかわらず、マッカーサーの東京裁判的プロパガンダに唯々諾々と従い、「毒ガス」「南京大虐殺主犯」「30万人性奴隷」などの虚構を捏造・拡散した朝日新聞の罪は極めて重いと論じる。800万部から300万部にまで転落した朝日は、倒産する前に慰安婦「性奴隷」報道の嘘を世界に向けて自ら説明・訂正し、日本人の名誉を回復する義務があると結論づけている。


以下は、定期購読専門月刊誌テーミス9月号に掲載されていた高山正之の連載コラムからである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリスト=学者=作家である事を証明している。
私が、彼のコラムを読む為だけの為に、この月刊誌を定期購読している事は読者はご存じの通りである。

朝日新聞は倒産する前に性奴隷のウソを謝罪せよ
中世の思考で止まったままの米国人は女を犯し略奪した

ワシントンは奴隷から入れ歯を 
「日本人とユダヤ人だけは奴隷制を持たなかった」と山本七平が書いていた。 
いい話だが、少し不正確だ。 
旧約聖書にアブラハムと妻サラの話がある。
子ができなかったのでサラは女奴隷ハガルを夫に与えた。
アラブ人の祖イシュマエルが生まれた。 
サラは嫉妬し、90歳のとき夫に迫ってイサクを授かった。
正妻の子はユダヤ人の祖となった。 
ユダヤ人は奴隷を持っていたときもあったが、その後は奴隷を持てなかったと歴史はいう。 
イサクのひ孫時代、ユダヤ人は荒れ地の故郷を捨てて肥沃なナイル川に集団移住するがエジプト王に奴隷にされる。 
400年後にモーゼが出てユダヤ人はエジプトを脱出しカナンに行く。 
しかし、今度はバビロニア王に侵されてその奴隷にされる。
バビロンの捕囚だ。
1世紀後、バビロニアが滅び、カナンの地に戻るが、すぐローマ帝国が侵攻してきて支配される。 
三度奴隷にされ、とどのつまりディアスポラで世界に散っていった。 
つまりずっと奴隷にされ、奴隷を持つ側になれなかった。
決して高い道徳心のせいではなかった。 
だいたい奴隷とは侵略戦争の結果の一つで、勝てば女を犯し、略奪し、生き残りを奴隷にするのが形だった。 
時代が下って貿易が盛んになると奴隷は商品化された。
ボルガの民にアイルランド人やアフリカ人が売られた。
ボルガの民はスラブ(奴隷民族)とも呼ばれた。
今のロシア人だ。 
17世紀、やっと私掠や侵略を禁ずるウェストファリア条約ができて世界は国民国家への道を歩み出したが、その前に新大陸に向かった最初の米国人は、いわば中世のままの考え方で上陸した。 
中世のままだから魔女狩りもやれば黒人奴隷も平気で買いこんだ。 
初代大統領ワシントンはマウントパーソンに広大な奴隷農場を持っていた。
歯が悪く、総入れ歯を作るとき黒人奴隷の健康な歯を片端から引っこ抜き、総入れ歯のセット5組を作っている。 
三代大統領トーマス・ジェファーソンはもっと酷い。
黒人奴隷はアフリカから輸入したが、欧州諸国が奴隷船を取り締まりだした。
それを見てジェファーソンは女奴隷を入れて国内で繁殖させるブリーダー方式をとって儲けた。  
彼はまた妻の死後、妻の女奴隷のサリー・ヘミングスを愛人にし、子を産ませた。
最も著名な米国の性奴隷だ。 
米国人の思考は中世で止まったままで、彼らの戦争は奴隷を連れ帰ることを除いて昔のまま。
敵に勝つとまず女を犯し次に略奪した。 
第二次大戦では、終戦の年の8月29日に第1陣約800人が厚木に着いてからの12日間で、米兵による1千326件の強姦事件(メアリー・ロバーツ『兵士とセックス』)が厚不周辺で起きている。 
大蔵官僚、池田勇人も日比谷交差点で乗っていた公用車を米兵に奪われている。 
米議会は1982年、アメラジアン法を通過成立させた。
趣旨はベトナム、韓国、タイなど戦地で米兵が強姦して産ませた私生児に米市民権を与えるというもの。
日本にも3千479人の該当者がいるたが、「米兵は紳士」(ジョンーダワー)の嘘を守るため、そうした法律制定すら日本側には伝えなかった。 

朝鮮は奴隷身分を世襲させた 

朝鮮は戦争に勝ったことはないが、奴婢白丁と称する奴隷はいた。
それが日帝支配まで生き残ったのは奴隷身分を世襲させたからで、日本は即座に廃した。
女性には名もなかったので戸籍作成時に名をつけさせた。
日本式の良子だとか郁恵だとかがモデルになった。 
さて日本人だが、国土は地震、噴火、台風など自然災害の巣だが、ユダヤ人と違って逃げ出さず、だからよそで奴隷にもされなかったし奴隷制も持たなかった。
対外戦争はほぼ勝ったが、奴隷は取らなかった。 
唯一の敗戦、白村汪の戦いでは何人かが唐の奴隷にされた。
それから40年後、遣唐使で出た粟田真人は宮廷にいた日本人奴隷を見て則天武后に解放を願い、日本に連れ帰っている。 
次に日本が「奴隷」を見たのはイエズス会が連れてきた黒人奴隷で、信長は不憫に思ってもらい受け、弥助と名付けて家臣とした。
彼はよく尽くし、本能寺では自刃した信長の首級を持ちだし、その栄誉を守ったといわれる。 
日本は明治以降、何度か対外戦争に出ているが、日本軍将兵は無益な殺戮や略奪、強姦に走ることはなかった。 
日清戦争も然り。
その5年後の義和団の乱でもそれは守られた。
このときはワルデルゼー指揮下の独軍は「皇帝のための3日間の略奪」と「自分たちのための略奪」を実行し、北京市民は日本軍が守備する東交民巷に逃げ込み、独、露、米の将兵の狼藉から身を守った。 

部数300万部まで激減で倒産へ
 
そういう日本軍に対し、敵前逃亡という恥をかかされたマッカーサーは「日本軍は残忍で殺し、犯し、奪った」と東京裁判で強弁した。 
ただ持ちだした例が南京大虐殺とバターン死の行進と731部隊など。いずれも検証されていない。
裁判のために捏造されたしろものばかりだ。 
日本人がみな首を傾げる中、朝日新聞だけはマッカーサーに媚び、お先棒を担いで、「日本軍は毒ガスも使った」「都城連隊が南京大虐殺の主犯」とやった。 
そして「30万人を性奴隷にした」という慰安婦の嘘も捏造した。 
それを安倍晋三に指摘され、800万部を誇った朝日は今や300万部まで落ちた。
嘘をついた罰のきつさに泣いているが、反省はない。 
朝日の「30万性奴隷」の嘘は今も勝手に独り歩きしている。 
日本人の歴史を改竄し、日本人の名誉も踏みにじった罪は大きい。
朝日は部数減で潰れる前に世界に慰安婦の嘘を説明し、誤解を解かねばならない。

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