65万石を動かした酒田の力—欧州植民地主義より遥かに成熟していた日本の経済文明—

本稿は高山正之の論考を踏まえ、ベルギー王レオポルド2世ら欧州列強が「アジアの未開地」を植民地化すべきと傲慢に語っていた時代よりはるか以前から、日本が高度な経済力・物流網・倉庫管理能力を持っていた事実を指摘する。
酒田は65万石以上の米を産出・整頓保管し、北前船で全国に流通させ、莫大な内需貿易を行った――これは世界に比類なき高度な経済文明だった。
NHKの「ブラタモリ・酒田編」は、この日本の真の歴史的実力を世界に示す格好の教材である。
欧州の偏った歴史観に対し、日本の本当の文明を発信せよ、と強く提起する内容となっている。

65万石を見事な倉庫に日本人ならではの整理整頓で保管し北前船で大量輸送し莫大な内需貿易を行っていたのである

2018年10月02日

さて、今週は山形県の酒田市が舞台だった。

欧州紀行では徳川慶喜の弟、昭武がベルギーを訪れた折、国王レオポルド2世が「格別の好意を示した」と嬉しそうに描写する。

しかし国王はそのあと日本を植民地にしようと画策する。

「アジアの未開地はきっと欧州の文明を歓迎するだろう」とも言っている。

結局、国王はコンゴを植民地にして住民の半分の手首を切り落とし、人口の7割を殺した。

そんな国王に批判の一言もない。

以上は高山正之が今週号の週刊新潮に掲載した見事な論文からの抜粋だが、

今でも、このベルギーだとかオランダなどは(ドイツの南ドイツ新聞の馬鹿野郎たちは言うまでもない)心底で…何一つ世界史も知らず…レオポルド2世と同様な考えを日本に対してもっているはずである。

例えば、今日のブラタモリ「酒田編」こそ、彼らに見せるべき、知らしめるべき事実だろう。

レオポルド2世が「アジアの未開地はきっと欧州の文明を歓迎するだろう」等とほざいていた遥か以前から、日本は、酒田だけでも65万石以上の米を産出し、65万石を見事な倉庫に日本人ならではの整理整頓で保管し、北前船で、大量輸送し莫大な内需貿易を行っていたのである。
日本の様な国は、世界のどこにもなかった事を、今回の酒田編は、全てにおいて世界に知らしめる事が出来る。
NHKよ、クールジャパンなんかじゃないんだよ。
こういう史実を、全世界に今すぐに発信せよ。

それならば、まだしも(初めて)日本国民から税金を徴収して来た事の対価を支払う事に成るからだ。

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