古館さんよ、日本は今は金融も安泰…なんてとんでもないのよ。

日本は世界の反面教師に成っているだけ。

金融大乱の前、中国が大躍進を始めた時、当時のエール大学学長はニューズウィークに「中国は日本の轍は踏まない」と題して寄稿していた…中国はバブルをうまくやり過ごす…。

今の米国が苦労しているのは…日本が米国に屹立する金融大国になったら…歴史に、強欲・狡猾が過ぎた20世紀型資本主義が終焉した世紀、として21世紀初頭が書かれる事に成るほどの大乱…貴方がたが、そこだけを見て認識を誤り、名付けた不動産バブルとは比べ物に成らない程の巨額の負債を欧米に残したから。

対処の素早さは、元々、彼らが本物の民主主義者…1人1人の個人が主人公で王様…分けても私たちの国とは違い、国の最優秀選手が政治の主役…大統領、財務長官等…だからだけではなく、世界は日本の愚かな対処ミスの数々を熟知しているから、日本とは正反対の素早さで成すべき事を為したのです。

あまりの巨額…それほどの強欲だったのです…だから一定期間は要するのは必然だとしても、「失われた20年」に成る事は100%無い。

中国は、これほどの製造大国、技術大国が、こうなった事の第一因子に、円高が在ったと知りぬいています…日本は円高で痛めつけられた…だから中国は米国を筆頭にした元高への圧力には、とことん抵抗して、ギリギリの駆け引きに持ち込み、漸進的にしか元は上げません…中国は日本が世界第二の超経済大国に成った事を知っているのですから…

それと日本の大停滞の因子の中に、25年前の株価水準にいまだに戻っていない事が在る事も知りぬいている…「中国は日本の轍は踏まない」と指摘したエール大学学長の見識は正しかった事が、今日も証明されています。

保険会社の株式投資枠 中国、また引き上げ …今日の日経…

中国保険監督管理委員会は12日までに、保険会社の資産運用の規制緩和で株式関連の投資枠を25%まで引き上げる施策を公表した。株式関連の投資枠は20%にすると公表したばかり。運用資金で株式相場を下支えする狙いがあるとみられる。

中国は共産主義国家ですから貴方がたの様に市場は神が運営しているなどとは思っている訳が無いのは無論。市場の真実を知っているだけではなく日本が恰好の反面教師になっているのです。ひょっとしたら、僕の提言を一番良く読んでいるのが中国の中枢だったりして(笑)

中国の政治中枢というのは日本とは違い、完全に、国の最優秀選手の集まりですから、イデオロギーの違いはあれども、米国に負けぬ確信と速やかな実行で経済を運営している…今、彼らは思っているはずです…こうなってみれば、こちらが共産主義独裁国家であった事が、彼らの資本主義に、遥かに上手く…自分達の方が上手に対処できる。と

古館さんよ、或いは朝日新聞の、日本のマスコミとそれに群がる様々な名士たちよ貴方達の温々した思考が、日本の衰退を招いてしまったら、どうなるか?

先ず、貴方達の口にタブーがもう一つ出来る事に成ります…中国について迂闊な批判は出来ない…米国を凌ごうかと言う巨大な共産主義国家が貴方の前に大きな存在としてのしかかってくるのです…スターリンが、既に世界一の超大国に成っていて勝利の主役だった米国の大統領(ルーズベルト)が病気を患っていたにも関わらず、米国から遥か遠くの自国のヤルタに、強気一辺倒で呼びつけた様に。

貴方達の結構毛だらけ猫灰だらけの温さ…実は一番醜く愚かなエゴイズム…故に衰退するであろう日本と正反対に大国と成った中国が、貴方がたに甘い顔をする事は決してありません。

ありとあらゆる場面で日本は屈辱を味わう事に成るでしょう。
それからどうなるかは「歴史は繰り返す」です。貴方達は明治、大正、昭和に逆戻り。僕は貴方達に言いたい…それで良いならそうしろ、と。

僕は真っ平御免だ。だから、僕の文章が一刻も早く日本中に響き渡る事を願う。
あの歴史が繰り返す訳がないと思うのは、貴方がたが二流の知性だからです…己の安穏の中で重大な犯罪を犯した20年を反省もした事が無い…常に己の安穏の中にいるからです。

本当の民主主義を完成どころか、妙な、らしきものを作っただけの国は、どうなるか?調子のよい時には、このままで良いと思っているのですが、屈辱の日々となったら、お決まりのナショナリズムに向かうのです。米国以外の全ての、特にアジアの国は、皆、そうなのですから。

ましてや、私たちはいまだに本質的な病を糾しては居ないのに。

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