この25年の、円の変動幅の大きさについて…。

この25年、円が常に大きく変動して来たのは、20世紀型資本主義の遂行者、メインプレーヤーである欧米資本に取って、日本が「金のなる木」だったからだと考えれば合点が行くのではないか。

東南アジアの国や企業、大金持ちの華僑さん等は、為替が怖くて日本には投資が出来ない…皆、全力を傾注している本業を持っているのですから、この変動幅の大きい円に、為替ヘッジをかけつつ投資するなぞ出来る訳が無い。

つまり、安全で確実にリターンが見込める市場として、日本を自分達の物に抑え込んで置く必要のあった、欧米資本が作り続けた円高であり、円の変動幅の大きさだったのではないか?

20年前から、折々に、僕ととても似た観点で日本に提言し続けている英国人アナリストが居ます…20年前は日本のアナリストとしてNO1を3年間続けたはず…

彼は、この間、欧米は日本のお金で豊かな暮らしをしている。日本は貧しさ、苦しさに喘いだ20年だ。その事を真剣に考えるべき時に来ているのだ…と言う趣旨の事を書いていたと思う。

普通は絶対に口に出さない真実を…日本に対するaffectionを、今のエリート層に居る人たちよりも純粋に持っている彼だから…言えたのだと僕は思う…彼らが恣意的に動かしている市場の真実を。

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