前原誠司とは?
僕は、国民の大多数と同じように、彼にはTVで観た印象…漠然とした印象しか持っていなかったのだが、この文章を書き続けて来て、漠然としたままではいかんな、と思い、今、ウィキペディアで調べてみた。
前略…
高坂正堯の下で国際政治学を学ぶ。高坂ゼミ在籍時、外交官の道に進むか大学に残るか、あとは漠然と政治家にと考えていたところ、高坂の「外交官は京大出身では偉くなれないし、母子家庭なのでどうか」「学者は天才じゃないといかんが、それほど頭はよくない」「大学院に行くつもりで松下政経塾に行ってこい」と、高坂らしい洒脱な助言を得て政治家としての道を志すことを決意。高坂門下で松下政経塾出身の東京都議会議員だった山田宏(現杉並区長・後に前原とともに日本新党に参加)を紹介される。その山田に感銘し、1987年、松下政経塾へ第8期生として入塾する。同期生に玄葉光一郎や勝又恒一郎がいる。…後略…
なるほど…それにつけてもネットは本当に素晴らしい…一瞬にして調べたい事は全て分かるのだから…昔なら、わざわざ図書館に行かねば成らぬ所だからだ…
前原よ、これまでの所、僕は、貴方について、桑原武夫を代表とした、僕が持っている京大のイメージとは、違うものを感じていた…近年は、申し訳ないが、小人ではないかとさへ感じだしていた…2008年、小沢一郎氏が代表に成って、民主党が勝つ事が確実視されだした時に、起きた、小沢氏への検察の露骨な迫害。
この文章を書き続けているうちに、僕には、消せない疑念が浮かんで来ているのだ…数年前までマスコミが嫌と言うほど…ほめそやした人物から見ると…貴方は極めて御しやすい、好都合な人物だったはずだ。
20年前までの…宮沢喜一に代表される様な…学識も、政治家としての見識も圧倒的な内容を持っていた政治家とは正反対だったと僕には見える…簡潔に言えば、ポピュリズムの最たるもの…人物の掌の中に貴方はいるのではないか、と。
勿論、そうではなく、京大卒に相応しく、今後獅子奮迅の働きをしてくれる事を一国民としては…貴方が民主党に於いて衆参合わせて26名のグループを率いる代表なのだから…願ってはいるのだが。
例えば、小沢氏が勝利した場合、彼は貴方を要職に着ける事はあっても、あからさまに干したりすることはないだろうと僕は思う…そういう中で、何が自分の土性骨なのかを明らかにして行く事が、貴方が大成するか否かの分かれ道だと僕は思う。
まかり間違っても、民主主義にあるまじき事…貴方のグループの会長が言ったと言う…誰かを検察に売り飛ばす等と言うことは…間違っても考えてはならない。
でなければ、本当は、京大を背負って立たなければならなかった僕が、猛然と、君を論難しだすよ…母子家庭で苦しかった…そんな事が土性骨で…とにかく首相に成る事だけがも目標で…その為なら手段を選ばない…とことん愚かなマスコミを利用して…その男前に見える顔を100%活かして…と言うのであれば…そんな人間に、私たちの国を任す事など、出来ないと、僕は断じなければならない。
何の為の戦後だと、貴方は考えているのか?
その本質的な事を土性骨として考え続けている者は、今の、マスコミで、ペラペラ喋り続ける事など、できないはずだと僕は思っている。