海図なき航海を選択する者は世界にはいないが

今回の組閣は近来まれにみる…露骨な組閣…己の利、派利派略のみの組閣。岡田氏は本当にお金持ちに生まれた、お人良しのボンボンなのですね…と同時に仙谷良人の、まれにみるいやらしさと言うか、小人ぶりと言うか…今、彼の頭を占めているのは前原誠司を総理大臣にする…ただ、この一点だけなのでしょうね…国の事は、どうせ大差ない…折々に対処してゆくだけ。

410人の党では無く206人の党にしてしまったのですから…羅針盤のない船出を強行した訳です…民主党を解体したに等しい…解体しようがなにしようが前原が次の総理大臣に成れさえすれば、それで良い。

仙谷の視線は…大学の同級生だから大丈夫と広言した谷垣と、前原を総理大臣にする事を条件に野合する事でしょう…つまり民主党は無くなっても良い…実質的な解体宣言をしたに等しい。

こんな組閣をしたのですから、うまく行く訳が無い…責任は総理大臣である管直人氏と幹事長の岡田氏。官房長官である自分も幾ばくかは…自分の目的である前原誠司は外務大臣という無傷の場に。

こんな、構図の何処に、安堵があるのか?

海図なき航海をしたいと思う旅客は世界の何処にもいないのですから。
今、日本が置かれている状況は、四国の近海を航海するような状況ではない事だけは誰の目にも明らかな事でしょうが…。

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