2月のニュースですが。
ユーザー参加型オンライン事典Wikipedia(ウィキペディア)を保有するウィキメディア財団は、グーグルから200万ドル(約1億8000万円)の寄付を受けた。創設者のジミー・ウェールズ氏が17日にツイッターで明らかにし、その後ウィキメディアが正式に発表した。
グーグルの共同創設者サーゲイ・ブリン氏は、声明で、ウィキペディアは「インターネットの最大級の勝利だ。コミュニティーが生んだコンテンツの巨大な収納庫は、インターネットを使う人にとって非常に貴重な資源だ」と述べた。
グーグルの寄付金は、ウィキペディアの通信インフラ強化やマルチメディア対応に充てられる。
ウィキペディアは現在、フロリダとアムステルダムの2つのデータセンターに依存し、帯域幅サービスはオランダ企業から寄付を受けている。ウィキメディアのスポークスマンは「米欧以外からのサーバートラフィックが増えていることを考えると、データセンターの新設が重要になっている」と述べた。
同スポークスマンは、専門家、学生、学界からの協力を増やすための活動や、教育・学習ツールの改善にも寄付金を使う可能性があると語った。ウィキメディアは、1月に行った資金調達のための催しで800万ドル以上を集めた。これは、今会計年度の目標の75%に当たる。
原文: Google Gives $2 Million to Wikipedia