日本人の労働者魂が世界最高である事をゴーンは証明してくれている。
外国為替市場で円相場が15年ぶりの円高ドル安水準となり、収益悪化に直面する自動車大手の経営トップが18日、相次いで危機感を表明した。
日産自動車のカルロスーゴーン社長は東京都内で講演し、「米国など海外の中央銀行は積極的な対策に乗り出し、成果も出ている。日本が何もできないということはない」と述べ、政府・日本銀行のさらなる対応を求めた。
日産は主力小型車マーチの生産をタイなど海外に移したが、「日本はものづくりを革新する場として重要。日本の拠点を守るために戦う」と宣言。「日本は世界最高の現場がそろっており、失いたくない。(日本に)関心がなければ撤退している」と述べた。
また、トヨタ自動車の豊田章男社長=同左=は同日、名古屋市内で記者団に「自動車業界を成長戦略の軸に持ってきて欲しい」と語った。日本でのものづくりにこだわりたい。よほどのことがない限り海外には行かない」としつつ、政府の後押しを受ける韓国メーカーなどとの競争を念頭に「(円高などで国内生産は)これだけ不利なのだから、理屈で言えばどう見ても競争にならない」とも語り、政府の産業政策に注文を付けた。
本日の朝日新聞朝刊より。