読後の感想。
日本有数の高給取りであるテレビ局と、これまた日本有数の高給取りである政治家(但し、彼らの場合は一生安泰ではないが)と、満ち足りた人々と 満ち足りたと思って 蜃気楼を愛して来た人たちの 美しいエゴイズムが 重なり合い 混ざり合い 溶け合って 終に20年を掛けて 日本の存在価値を 殆どゼロにして来た訳です。
民放のテレビ番組の有り様を観れば至極当然の結果だし、それを、何の疑念を持たず…90%の下流階級に転落し続けていた事にも気付かず…観続けて来た国民の結果としては妥当なものでしょうが。
©芥川賢治