奇しくも、両者ともに、テレビが産み出した者たち。
「世界で一番じゃなきゃいけないんですか?二番目、三番目じゃ駄目なんですか」と言った代議士に喝采を贈りつつ「世界で一つだけの花」などという下らない歌謡曲を唱和する…そういう人間に、世界に開かれた知性があるとは誰も言わない。
一体、誰が、こういう支離滅裂な、感情と低レベルの情緒に走る多くの人間を作って来たのか。
学ぶ心や、真実を追求する知性から最も遠くに在るもの…日本のテレビが、その犯人である事は間違いない。
奇しくも、両者ともに、テレビが産み出した者たち。