或る章を読んで思ったこと…さらなる、芥川の「米国の真髄」
「梅棹忠夫 語る」P23~P30を読んで下さい…ここを読んで芥川が思ったこと。
欧州が、アメリカには、本質的な所で絶対的に頭が上がらない理由の幾つか…いまだに階級社会である欧州に絶望して移住した人たち=殆どが労働者階級の人たち=が人類史上初めて打ち立てた、真の自由と知性、それゆえの絶対的な言論の自由で、アメリカは成り立つ社会であることが、一番大きいと芥川は考えているのですが、
それに加えて…ナチスとファシズムに蹂躙され尽くそうとしていた欧州を…基本的に自分の国の為にしか動かない欧州と違い…よその国のためであっても…自分たちの存在理由で有る「自由」への侵害に対しては…自らの命も惜しまず…ノルマンディー上陸作戦が、その一番わかりやすい例…あの時、欧州を解放しただけではなく…戦争で疲弊した欧州に莫大な経済援助を為し…その復興を助けたのは誰かは、言うまでもなく。
これらのページに記述されている…それこそが「アジアの真実」は放置して、己の利益の追求だけの為に、収奪するだけだった、欧州、覇権国家の歴史と正反対に…これらのアジアのみならず…世界の貧しい国を豊かにする覇権国家として…初めて人類史上に姿を現したのがアメリカだからなのだと、芥川は、周囲の人に、語り続けて来た。
最近…アメリカが、安全保障協定を結んでいたからといって、日本のために命を捨てることは有り得ない等と、思慮の浅い、知識の浅い、心の浅い、ほんとうには自由で無い人たちが、声高にテレビ等(まぁ、しょうもないテレビですが)で発言しているのを、観たが、
彼らは、自由というものに対する、何らの哲学も持っていないから、アメリカの真髄が全く分からない。こちらが…どうしようもなく、愚かな国で、相手に…思慮の浅い、何も分っていない、哲学の無い、文句…感情論でしかないもの…を言い続ける様な、度し難い国なら、彼らの自己犠牲の精神にも陰りが生じるでしょうが。
かれらはemeror-banzai-fascizm から、いまだ脱却していない我が国とは違い、人類の普遍的な価値である、自由に対する侵害のためなら、自らの命もかける国民なのである。
相手が何国人かは関係ないのだ。自由が人間にとって最も大事なものだという哲学で成り立っている国との約束なら、彼等は、命をかけて戦うのである。
なにものかに属した精神における呑百姓の、なにものかのための戦いなぞを、支持する世界はないが。…表面的には、様々なことを言っても、最終的には、地球上のすべての国が、アメリカを頼り、アメリカと共に在ろうとするのは、アメリカは、人間にとっての…普遍的な真実で成り立っている国…だからなのだ。絶対的な自由…絶対的な言論の自由の上に成り立っている…極めて知的な…常に人類最高の知性を希求する国だからだ。