一昨日のNHK・BS1は凄かった。
一昨日のNHK・BS1は凄かった。
最近のテレビで一番凄かったのは、一昨日NHK・BS1。
午前11時~午後6時まで、7時間! イチローが大リーグで打った全てのヒットを見せた番組…これこそ、テレビと芥川は喝采した。
1年間分が終わるまで、一切の解説もなし。聞こえてくるのは、現地のアナウンサーの「Great speed!」とかの叫びや、完全試合を達成したズングリ・モックリ、左の大投手であるウエルズがヤンキースに在籍時、イチローに打たれて「Fuck!」と大声で叫ぶ声。
背景に流れてくるのは、U2やブロンディ、etcの曲だけ。その他の人間が登場するのは、1年分が終わった後に、生島某と一緒の女性アナウンサーが簡潔に、的確に、短く、その1年を回顧するだけ。
間髪を置かず、翌年のイチローの全ヒットが、好守備や盗塁の場面を交えて、流れる。
これこそ映像の在るべき姿だろう。
それにしてもイチローは凄い…ありとあらゆる投手の、ありとあらゆる球を、ありとあらゆる打ち方で、ありとあらゆる方向に打っているのが、明瞭に分る。
イチローを通して、日本は凄いぞって、NHKは言いたかったんだと思うよ。
今の政治状況や、日本のマスメディアは、本当の日本じゃない、って。
ここに日本が、本物の日本人がいる。その7時間だったと芥川は思う。