ローマは一日にして成らず…京都は一日どころではない、2か月経っても成らない(笑)

700年代から800年間、(決して日本の全てを網羅していたものではなかったが)日本の為政者であった人々の、庭、に存在するものは、例えば、この明鏡止水であると言っても良い。

 

為政者の心が、絶えず、動いているようでは、国の統治なぞは、覚束ない。

かれらの庭は、絶対的な静謐、不変=普遍の心の在り様が必要である事を、為政者という、これ以上ない立場に在る者の責任として、これらの庭は必要だったのだと芥川は断言する。

 

そのために、日本最高の庭師が、その技術の粋を尽くして、築きあげたもの、造ったものなのである。

 

その伝統は、今にも生きていて…昭和には、平安神宮の庭園…上記の庭の静謐さだけではなしに、現代に繋がるモダンさ、豪快さも併せ持つ庭を作った人。

 

最も、至近で言えば…芥川が、断然、当代最高の建築家の一人だと確信していて、秘かに尊敬もしている原広志さんの、京都駅。

 

昨日、心身ともに素晴らしい朝だった法金剛寺から妙心寺に向かった。

…妙心寺は、遥か以前に、京都に住んでいた時、理由も無く、好きな寺だと思っていたので…退蔵院の素晴らしい庭を見て…次に向かいたかった平安神宮~南禅寺金地院に、間髪を入れず、行けば良かったものを、…全てを見尽くすのが芥川の流儀とばかり…この時、頭の中には、梅棹たいじんが、去来していた(笑)

此処を一周するぐらい、当然だろうと…これが足に応えた。

 

京都駅に戻り、遅い昼食を食べた時に、待ち時間に、久し振りに、生ビールを飲んだのも、応えた。

 

11階の飲食街から、今日は、もう帰ろうと、伊勢丹のエスカレーターに乗った…ここから乗ったのは初めてだった…いつもは、地下の食料品売り場に降りるだけだったから。

 

乗って程なくして気が付いた…これは凄い、これほど美しいエスカレーターが、どこに在ろう…これは間違いなく日本一だ、と。

 

2階で降りて、煙草とコーヒーを飲んでいる時に、気が付いた。

 

原広志さんは、現代最高の庭師でもあると…僕が、出来た時から、本当に好きな京都駅…京都は、この駅が出来たから、現代に蘇ったのである…これは、現代最高の庭であることに、突然、気が付いたのだ。

 

芥川の第二章の為に、この2ヶ月間、既に30回以上は、訪れたはず。

 

毎週末に…今は、毎日、京都の庭園という庭園を見続けている、芥川だから気が付いたのである…実は、原さんと同等の頭脳を持って生まれた芥川だからでもあるのだが(呵々大笑)

 

これらの写真を、これから順繰りに、gooに、アップします。

アメーバ、FC2で、ご覧の方には、恐縮ですが、gooで、見て下さい。

 

今日、1230日の、寒い曇天(昼から雨が確実な)日に、2時間も、平安神宮の庭園に居て、一心不乱に、写真を撮り続ける(見尽くし続ける)様な人間は、日本に、1,2億人がいても、芥川一人でしょう。

 

その結果、ここで撮った写真だけでも200枚!縮小ソフトのおかげで、縮小までは良いのですが、gooだけが有している100枚まとめて画像ダウンロード機能がなければ、とても、無理…おまけにアメーバは、どうしてもサムネイルサイズにしかならない…パナビジョンの映画は、サムネイルでは見れない。

 

芥川は、映画とは、素晴らしい写真が連続したものとも考えているのです。

 

©芥川賢治

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