わしの時代、わしの成したことを、なにもかも知ってくれているのだぎゃ。

芥川殿、わしゃ、感謝するぞ。…全ては時代じゃったことを、あんたは、なにもかも知っていなさるからのぉ。

わしの功罪も、時代の功罪じゃった、と、お主は、言った。…まさに、その通りじゃ。わしにはわしの時代の統治。

しかるに、昨今の芋侍たちは、何を考えておるのじゃ。21世紀に生きている素晴らしさを忘れて、開国じゃとか、

奇兵隊じゃとか、心にもない、昔言葉を羅列しおって。何を考えておるんじゃ、あの男は。…たわけか、あやつは…どうなのじゃ、芥川殿。

それは、「第二章」、において、ふれますので、お読み下されい。

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