先週、確かニュース・ステーションを観ていて(ニュース23だったかな)、怪訝に思ったこと。
(どちらのニュースだったかは、大した問題ではないと、して書きます。…要は、芥川が何度も指摘して来たテレビの酷さが事実として明らかにされている実例を皆さま方に指ししめすだけなので))
この夜、テレビは、突然、何の文脈もなしに…前原外相がアメリカで歓待された、これは麻生外相以来で次期総理扱いの歓待である…等と言うコメント付きの映像を流した。
芥川は、怪訝に思った…ホンマかいな…アメリカが、そんな訳の分からん国だとは思えないが…????、と。
数日後、「週刊新潮」、の地下鉄、中づり広告を見ていたら、小さめの囲み記事の部分に目が吸いつけられた。
ホントは歓迎されなかった「前原外相」訪米
帰りに、コンビニで買おうと思ったが忘れてしまっていた。
1月16日、嵐山に向かう前に、阪急梅田駅の売店で、この「週刊新潮」1月20日号を買って車中で読んだ結果が以下の通り。
6日に訪米した前原誠司外相は、政府高官と立て続けに会談した。ご本人は、米国からも。次期総理候補”として厚遇されている、とでも錯覚したのか、至極ご満悦だー。 「外相になって4ヵ月で、4回目の会談。様々な議論ができたことは大変良かったと思う」
クリントン国務長官との2時間に及ぶ会談後、前原サンは蜜月ぷりを自慢して見せた。その直後には、予定にはなかったバイデン副大統領を訪問し、ホワイトハウスで約40分間の会談を果たした。 「副大統領が日本の外相と面会するのは07年当時の麻生外相以来ですから、前原外相が浮かれるのも無理はありませんが……」(外務省関係者) 事前に、省内ではこんなやり取りがあったという。
「実は、訪米の目的はフロリダ州への新幹線のトップセールスでした。それを前原さんが“ワシントンで講演会があるから、政府高官との会談を設けてくれ”と言い出した。クリントン国務長官とは、昨年12月に沖縄の普天間基地問題で会ったばかり。こちらに何の“お土産”もないので、当初、米政府は難色を示していました」(同) 訪米直前、前原サンは更に欲張った。
「それがバイデン副大統領との会談でした。おいそれと会える相手ではないので、外務省が、知日派で民主党重鎮のダニエル・イノウエ上院議員に泣きついたのです」(政治部記者) 駐米大使を筆頭に、外務官僚を酷使しても、日米関係が修復されれば問題はない。で、その成果は、「クリントン会談で、4項目の合意・確認事項が発表されたが成果はゼロ。米政府は核開発を進める北朝鮮、それを黙認する中国を警戒して、前原氏を袖にしなかっただけです」(同) 嗚呼、勘違い。米国は歓迎した訳ではなかったのだ。
週刊新潮は週刊誌としては、週刊文春にならぶ発行部数を持っている訳ですが、それでも、60万部台です。購読者全てが、この小さな囲み記事を読むわけでもないでしょう。一方、テレビは、何千万人の人が、確実に見るわけです。
こういう嘘八百を平然と流すテレビを、この20年見て育ったような…当然ながら、若い時分に読んでおくべき、古今東西の本は、読んでいる訳が無い…その時間を、この痴呆テレビに費やしてきた訳だから…多くの日本人が、その場ししのぎの事を言うだけだったり、嘘をつき倒したり、果ては、詐欺等の犯罪を犯したとしても、テレビはには、批判する資格などないのではないかと芥川は思う。