家康殿との対話は更に続いた…。
芥川殿、周恩来というのは傑物じゃのぉ。相手の褒めるべき所は、きちんと心から目一杯褒める、これ統治、人事の要諦じゃからのぉ。政治の駆け引きは狸の馬鹿し合いの様な一面もあるが、それが本質だぎゃよう。それで、その田中角栄を血祭りに上げた後の日本はどうなったのじゃ。家康殿よ、それからの30年超というものは、この新聞やテレビがはばを効かせる世の中に成ってしまってのう。 うむ、それはいかんのぉ。思うにテレビとは瞬間芸の世界じゃろ。
仰せの通り。 そんな所で生まれるものは瞬間的な感情でしか有り得ないじゃろ。 御意。
芥川殿は二条城を40年ぶりに見ただけでわしの為した事を見抜いたような恐ろしい男じゃが(笑)帰宅してわしらの時代には想像もできなかった全世界に繋がっているという、まさに夢であり奇跡じゃとわしは思うウキペディアでわしの事を …好学の士 家康の愛読書は、『論語』『中庸』『史記』『漢書』『六韜』『三略』『貞観政要』『延喜式』『吾妻鑑』などの書物だと伝えられている。家康はこれらの書物を関ヶ原以前より木版(伏見版)で、大御所になってからは銅活字版(駿府版)で印刷・刊行していた。また『源氏物語』の教授を受けたり、三浦按針から幾何学や数学を学ぶなど、その興味は幅広かった。 とも知った訳じゃろ。
そのような書物…今の時代には全く別な書物じゃろうが…を読み続けている様な政治家は、そのようなテレビ・新聞からでは生まれる訳がないじゃろ。愚かな、己の人気取りだけを考えた雑兵が乱立しておるのではないか。
流石、家康殿。仰せの通りでござる。
