そう成れぬ者は、この六道の庭で一生苦しむだけではなしに死後も苦しむことになるだけじゃぞ。

そのような者に21世紀の空海が言えることは、ただ一つ。喝(カァーツ!)目を覚ませよ。優しいこころ、美しいこころを持つことじゃ。出来るだけ早く回復せよ。花も美しい 月も美しい それに気づく心が美しい(円覚滋雲和尚) その心を持てれば汝のこころの悪は消え去るぞ。悪の中で生きてはいけない。それは本当に良くないのだ。世界は悪で出来てはいない。悪は長続きしないのだ。悪に染まってしまった心を持っている人たちよ、この庭を見よ。実に苦しい庭じゃぞ。悪から離れれば苦しみは消えるのじゃよ。再度言おう。悪に染まらなければならない理由は何処にもない。素直に自然になれば人は助けてくれる。光は汝を導いてくれる。そのためには嘘をつくな、人をだますな、人を傷つけるな、人を苦しめるな。己を捨てよ。その瞬間に救済は立ち現れるぞ。羅漢として生きよ。邪気や餓鬼として生きてはあかん。

 

2011年1月9日、南禅寺・六道の庭。煩悩、苦しみの塊が立ち上ってきそうでござろう。のう家康殿。まっことその通り。

姦計を弄してはいかんぞ。皆の衆。芥川殿の声に耳を傾けよ。賢明になることじゃ。よこしまな心から離れる事じゃ。

過ぎたるは及ばざるがごとしじゃよ。人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。

不自由を常と思えば不足なく 心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。 

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