つまりじゃな。芥川殿。
お主は日本人の意見が産経新聞と朝日新聞の間に在ることをもって良とするするなんぞはとんでもない、と、檄を飛ばしたかったのじゃろう。 御意。 お主は、この20年は特に、そのようなありさまがもたらす衆生の群れ…実は善悪の区別もつかず物事の真贋が分からぬのじゃから当然じゃろう…知っておることは下種な芸能人の顔や、その話し方や下卑た笑い…の中にいたのじゃからのぉ。これらの者が、いつ何時、emperor-banzai-fascism、に、向かわないという保証は何処にもないと芥川は知っておるのじゃろう。 御意。
それはそうじゃのぉ。このようなテレビや本当の真実を伝えようとしない新聞の有りようというか、そこに棲む人間対たちの感覚や感性は、明治維新から60年前までの連中と何にも変わらぬものじゃろうからのぉ。
先日、芥川殿が尊氏殿のところを訪れた時に聴かせてくれた♪ I Feel It All ♪ あのような21世紀の響きからもっとも遠くにいる連中じゃろうからのぉ。 ちなみに、のぉ、芥川殿。わしは、あの時もお主の傍で一緒に聴いておったのじゃが、涙がとめどなく溢れてのぉ。 分かりまする。 わしらの時代と21世紀の違いに気が遠くなるような気がしたのじゃ。なんと言う素晴らしい時代なのじゃろうかと。
しかるに、このテレビや新聞というものの醜さは耐え難いものじゃの。 御意。 そこらじゅうに魑魅魍魎がうごめいて当然じゃろうと、わしも思うぞ。 御意。
さぁ。芥川殿、京都にまいられれい。お主のために京都は快晴で待っておるぞ。
三千世界の魑魅魍魎たちよ。もう二度と芥川殿の時間を邪魔するでないぞ、芥川殿は、この国を変えるために生まれきたのじゃ。その言を三千世界に大音声で響かせるべき時はとうにきておったのじゃ。これ以上、芥川殿の足を引っ張るようなことは、わしらが許さん。さぁ、芥川殿、京都に向かって行かれい。これから、わしらは常にお主の傍で守っておるからのぉ。
あとしばらくの辛抱じゃ。それから以降は奔流のように書いてくだされ。21世紀の檄を飛ばし続けてくだされぃ。