21世紀の空海、最澄。

芥川は、衆知の事実を、そうでないかのように書いたり言ったリする事…簡単にいえば隠す事が民主主義にとって一番の罪悪…下々までの欺瞞や偽善、嘘に繋がる…だと思う。

今回の、或いは今回も、国の予算を作っているのは官僚たち、特に財務省の官僚たちである事は公然たる事実…ただし、そのことをきちんと検証して書いたのが購読者数たった29万部の週刊朝日だったから、各新聞社やテレビは、国民の目をくらませられると考えているのでしょう。

同時に、そのことが何を意味しているかと言えば、現在の政権が、今日、辞表を提出した所で、日本国が沈没することなど150%ない、と言う事も意味しているのです。

各週刊誌等は、そのことを知り抜いているから、…国の予算の骨格を作っているのは政治家じゃないと…いかようにも、政治家は叩ける訳です。

余程の政治家…戦後で言えば田中角栄が、その一人であった事は間違いないでしょう…でなければ、時々の色が着くだけの事で、国の根幹は何ら揺るがない…それがゆえの呵責ない見出し広告でしょう…もし、その人間が国家の命運を握っているならば、いい加減なことや官製情報に準拠した記事は書けないはずですから。

だから今回の予算の骨格、或いは、その殆どは官僚に依って作られたものであるならば、そうなのだと、明確に、国民に知らせるべきなのだと芥川は思う。こことここにだけは色付けが為された。と

本来は、政治家が、例えば、為替については円高では日本はデフレが続く、就職難が続く、不景気が続く、しかして、少子高齢化にストップはかけられない、内需不足は解消できない。

これこれの施策を為して、円安方向に持って行く。だとかの大きなデザインを描くのが政治家だとすれば、そのような政治家を過たず選出する為の仕組みを考えるべきだろう。

その時間を一番持っているのは誰か…言論で飯を食っているマスコミよ、あなたたちが、その一番手だ。…日々の事など事実だけを伝えたらよい。今の政権に寄与しよう等と考えるは愚者の極み…何度も指摘したように、この政権が代わったからといって、日本国は、沈没などしないのだから。

貴方がたが為すべき事は、そんなことではないぞ。…国を発展させる事が出来る、国富を増大させることが出来る大きなグランドデザインが描けて、諸外国の誰にも引けを取らぬ政治哲学を持って相対できる政治家を過たず選抜するためには、どうすれば良いのか。

それが、あなたがたの為すべき事だったのだが、あなたがたの酷さに業を煮やして、今、各地から…今日は新潟からも…ほうはいとして上がりだした、言わば諸藩(国)の人々からの、

ノーモア貧乏、ノーモア衰退、ノーモア不景気、etc.の声に、さかしらな顔をして懸念を表明するなんぞはもってのほか。

何故、ぬけぬけと懸念なぞを貴方がたは言えるか…あなたがたが作った、この20年が、どんなに酷いものだったかを、貴方方だけは知らないからだ。…知るということは身を持って味わうということなのだから。

言わば、貴方方だけが、南禅寺の「方丈の庭」に居て、地方に住むわたしたちは、あの苦しみの庭、「六道の庭」に居た20年だったということを、何にも知らないからだ。

24時間、痴呆テレビに、ひしゃげ顔やジャガタラ顔を登場させて、刹那の、下らぬ、下卑た笑いで、目くらましてきたつもりだろうが、もはや、そんなものでは解決されない事、

そんなもののない諸外国の中で頑張りだした国が、空港や港湾、交易、為替安、ありとあらゆる手を打って、発展のスピードを上げ出してきている間、日本は、20年間、停滞していた

何度も言うように、あなたがたの在り様が…具体的には、平成4年の正義感の大合唱がもたらした停滞。 それらの直撃を受け続けたのが地方、或いは、中小企業経営者、弱者としての若者たち。  

それが、この20年の真実。

このまま座視しても、あなたがたは何の苦しみも味わわないが、私たちは死ぬ。もはや旧態依然の事を続けたり、貴方がたの高説なんぞに付き合っている猶予はない…それが地方の声、弱者の声なるぞ。 耳をかっぽじって聞け。目をかっ開いて見よ。

©芥川賢治

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