「エリートの役割について」、テイク2。

分かりやすい処で孫正義氏を例に上げてみましょう。

あなたの通勤途中にソフトバンク関連会社のパンフレットを配っている若者、或いは電気店で応対に出てくれた若者(正社員であれ非正規社員であれ)に対して、孫氏が為すべきことは、以下の三つだけでしょう。

一、その中に、孫氏と同等の能力=人口の10%であるエリート層に入れる能力=を持った若者が居たら、速やかに、引き上げられる体制を構築すること。

一、逆立ちしたって、孫氏と同等の能力は持っていない=人口の90%である一生働いて年収500万円だけれども、国や府や市や会社の経営に自らの人生を費やす、或いは賭ける必要のない、…実直で、屈託がなく、嘘をつかず、人をだますこともなく、他者に害を与える事もなく、ただ選挙の時にだけは、人物を見誤らないように、真剣に、それらの人物について考えなければならない役割を果たさなければならないが、…その他の時は、ただひたすら自分の家族の幸福、或いは自分の家族との幸福を考えて暮らして良い代わりに、一生働いて上限年収500万円を享受する労働者層として自分の会社で働いてくれた場合は、彼らが自分の会社で労働してくれる人生(60歳であれ70歳であれ)を、つつがなく送れるように最大限の努力をすること。

一、この労働者層の子供たちの中から優秀な頭脳と心を持った子供たちが出現した場合は、速やかに、社会の指導層に引き入れ、彼らを切磋琢磨させる体制構築に日々努めること。

「解説」

人口の10%のエリート層は自らを24時間磨き続けなければならないという厳しい役割をおのずと持たなければならないのが本分。「下品」、の中で、国を誤らせるなぞは、もっての他なのである。

自分の現世では90%の労働者層の能力しか持てなかったとしても、神様は、等しく、…手の施しようのない悪人で、後は、神様なり、仏様なりの沙汰を待つしかない様な人間として生まれた者以外は…妻をめとり、子供を育て、家族として幸せに暮らす能力は、全ての人に与えているのだから。

「補足」

本来、家族の崩壊などと言うことは、エリート層に属したがゆえに、仕事一本槍となって嫁はんに逃げられた、だとか、エリートとしてお金を稼ぎ過ぎて、火宅の人=艶福家、或いは英雄色を好んだ人達のみに、起るべきなのである。

労働者層に、家族の崩壊をもたらすなぞは、もっての他なのである。何故なら、労働者層の、家族の崩壊とは、生活の崩壊に依ってもたらされるものが大半だからだ。

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