朝日の、「下品」、ではないはずの半数以上の記者には申し訳ないが…。
昨夜、3時まで、秋山駿「信長」を読んでいたので、10時まで眠るつもりだったが、習慣のように8時前に目が覚めた。朝食を摂りながら朝日新聞に目を通していたのだが、社説を読んで…上下ともだ…初めて芥川に生じた気持とは表題。朝日を取るのを止めようかな、と。今朝の社説、上段についてはもう論評するもの阿呆らしいが…一度、この論説員と公開討論でも出来たらなと芥川は思った。…勿論、芥川は、この人間の想像もつかない地平から、完膚なきまでに彼の罪を暴いて見せるが。
下段のトヨタについての社説で言えば、既に二度は書いている様に、あの公聴会を見た瞬間に、「なんだこれは・・・」、と、気が付く目を持たない貴方がたと、芥川が指摘した当時の管轄大臣…しかも次の首相候補の一人に挙げられているような人間がだ…一般の国民が持っている感覚…トヨタは今や世界一の車で、ドイツ車すら実はトヨタに恋したのだ…かつてなかった、ドアのノッチの狭さに真のクラフトマン・シップを感じて…それから…味もそっけもないだけではなく酷いと形容してもおかしくはなかったドイツ車の内装が格段に良くなった=トヨタ化したのである=この様なことすら知らないのであろう政治家が候補の一人だと言う日本は哀しい。
戦後日本の驚異的な発展を為し遂げ世界第二の超経済大国へ導いたのは、この様な政治家や、もはや口にする事も言語同断なほどの論説員たちではなく、その代表選手であるトヨタとそこに結集した労働者たちであったことを芥川は強く指摘する。
何より哀しいのは、そんな青二才…国立大学を出た事が売り位なのと…実は長年のスチャラカが高じて最近は顔が曲がりつつあるようだ…芥川は、この御仁は脳の病で倒れるのではないかと危惧しているのだが…テレビ映りが良いのが取り柄で、下世話な言葉で言えば「ええかっこしぃ」と言えば良いか…テレビの、マスメディアの、「下品」、にどっぷり浸かってしまって、もはや回復不能なのだろうが…
たった一呼吸の、「ちょっとまてよ、これはなんかおかしいぞ」、との留保すら持てない、余裕のない人間が大臣である事の哀しさ。…総理大臣になりたい病で頭の中が一杯なのだろう…瞬時に取るのは、常に、ええかっこしい、のポーズだけ。
わたしたちの暮らしを支えて来た代表選手=トップランナーにすら信頼を持てず、或いは持たず、君は誰に、何に、信頼を置いているというのか。…人口の0.001%でもないマスメディアが日本の発展を牽引、作ってきたのではないぞ!
こんな人間が首相になったら世も末だと芥川は思うが、この論説員たちは決して思わないのだろうな…インサイダーとして慣れ合い続けた日々の内に、自分の目がワイパーでは解消できないほど曇りきっている事に気が付く事は、もはやないだろうと芥川は思う…。
だから、半数以上のを占めているはずの優秀な記者の方々…読書、文化、芸術欄等を担当している人たちや、校正等に携わっている人たちだ…には申し訳ないが、もう取るのを止めようかなと、今朝、初めて、芥川は感じた。