丹羽氏、重慶で交流 「反日」の地、友好ムード…2011年2月18日(金) 朝日新聞 9面

【重慶=吉岡桂子】丹羽宇一郎・駐中国大使(72)は17日、着任後初めて重慶を訪れた。重慶は尖閣諸島事件を機に大規模な反日デモが起きた中国内陸の主要都市。「日中は住所変更できない隣人」が持論の大使は、中学生からビジネスマン、市トップまで積極的に交流に努めた。

 

商社首脳だった丹羽大使には日本企業の代表者も同行。大使が十数年来の「老朋友 (古い友達)」と呼ぶ同市トツプの薄煕来市党委員会書記(61)と会談した。薄書記は遼寧省長や商務相を歴任した有力者。民間大使としてかつてビジネスを通じて得た「人的資産」を外交につなげたいとの思いがにじむ。

 

…中略  黒字は芥川。

 

これらに先立ち、丹羽大使は重慶南開中学校も訪ねた。同市で初めて結成された野球部に、日本の野球部との試合を提案。「知識や語学のためだけでなく日本の社会や若者の考えを知るために日本へ留学に来て欲しい」と呼びかけた。

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