週刊朝日、今週号から。…ヤキソバと石鹸と無農薬野菜を売る日々
週刊朝日,2011年3月4日号,「お代は見てのお帰りに」 小倉千加子氏の「連載コーナー」よりの超抜粋。
小倉氏については、「第一章」、で書いていますが、芥川が言うまでもなく、当代きっての、目利き。…この間まで同級生であったという才人女流作家の事をずーっと書いていたが、彼女の哀しみというか、その対象…逝去されたはず…に対する思いの深さが痛いほど伝わってきて、当の彼女が心配になるほどの文章だった。
やっと、その対象について書き終えたのであろう彼女が…多分、現首相夫人の方の著作を通して、彼らの人間像に迫る読み込みをしている。
…前略
小沢一郎は27歳で父の急逝により政界に入るまで大学と大学院で法律の勉強をしていた。菅直人は27歳の時、大学の模擬店でヤキソバや焼き鳥やサンドイッチや石鹸や無農薬野菜を売っていた。
どんな時でも、母と妻は直人の手足であり、直人を甘やかしてくれる存在だったのである。
…後略