藤巻健史氏は、今週も真実をついている。…週刊朝日3月11日号。

芥川が、「文明のターンテーブル」、を引っ提げて登場した時、…日本にとって円安が良いのなら、円安政策をとれば良いんだとも書いたのだが…平成4年に、この20年を決定的にした論説を張ったY氏を筆頭に始めた…円安は戦前への道だ…これに惑わされて一端、後で、もう一度考えてみるか…此処での主題ではないからとして、その部分を削除したのだが…芥川の論が正しかった事を、藤巻氏は見事に証明してくれている。

冒頭の枕を除いた全文を掲載したいのだが、それは問題が在るのでしょうから、超抜粋します。

…前略

ここで注意を喚起したいことがある。日本はもう「貿易立国ではない」という点だ。黒字額は「貿易収支」と「サービス収支」を合計
すると6.5兆円なのに対して、「所得収支」が11.6兆円と、よほど大きい。数年前からの事象だ。所得収支とは、過去に貿易黒字などで貯めた資金を海外に投資して得た配当金や利子の収支である。

…中略

円安を!」と主張できる絶好のチャンスなのに、日本の労働組合や農業団体が 「円安を!」と主張するのを聞いたことがない。米国の自動車労組や農業団体がすぐ「ドル安を!」と主張するのと大違いだ。脱線だが、日本の農業団体にとって「TPP反対」を叫ぶより円安実現のほうが実益は大きいと私は思う。

…後略。

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