「素敵に年を取る」の愚かな幻想…スーザン・ジャコビー(作家)さん。

今日、芥川は、□■メルマガ■□「文明のターンテーブル」第二章…21世紀の、「戦争と平和」の、5月発行分全部を書いてしまおうかと思っていた。

何故?…梅のあまりの素晴らしさに頭が桃色遊戯状態で一週間を過ごしたために(笑)、読み忘れていた3月9日号のニューズ・ウィークで、スーザン・ジャコビーさんと言う作家の、標題の記事を読んだからである。

…100歳まで生きたいとあなたは思うだろうか? 90代になっても体力・知力ともに盛んで、最後は心臓発作でぽっくり(できれば愛し合っている最中か、マラソン中に)逝けるのであれば、誰でも答えはイエスだろう。…中略。

老いとは「アンチエイジング」のサプリメントや、脳を鍛えるコンピューターゲームで改善できる些細な問題ではない。…中略。

上手に年を取る力は誰にでもある。問題は、その力が途中で失われることだ。…中略。

多くの人は、金で買える最善のケアを受けながら自宅で最後を迎えるのではない。貯金を使い果たした後、メディケイド(低所得者医療保険制度)の資金を受けた介護施設で死ぬのだ。…中略。

アルツハイマーなど、老化に関わる病気を軽減してくれる医学の飛躍的進歩を願うのは悪いことではない。だが希望と現実は違う。…中略。

老年病専門医のミュリエル・ギリックは著書『老化の否定』で、年を取っても老化しないという信仰が引き起こす影響を指摘する。「近い将来、アルツハイマー病は完治できるようになり、加齢に伴う障害もなくなるーそう思えば、障害のある人が不自由なく暮らせる介護施設を整備する気にはならない」

…後略。

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