今日の記者会見を見ていて思った事…。

既述の様な事情もあり私は昨日からずーっと2台のテレビをフル回転させて見続けているのですが、本日、18時前に、かなり気になった事があった…福島第一原発の件だったのですが。

20時30分からの、同じ官房長官の記者会見は、全く正反対のものだった。

一つの結論を言えば…良かった。流石は日本製鋼…日本企業の技術の優秀さの証明。
ご存知の方は多いと思うが、原子力の格納容器は日本製鋼が世界の80%強のシェアを占めているだけではなく、実質的には日本製鋼でなければ作れない…シンガポールの日本株投資ファンドマネジャーは、日本企業の中でもオンリー・ワン的な存在の企業を重点的に入れたポート・フォリオを組んでると、かつてインタビューに答えていた事があった。

「格納容器は全く損傷していない」。やっぱり日本製鋼は本物だったんだなぁ、と。

もう一つは、彼らの説明の仕方の問題。
20時30分からの管首相の記者会見=国民へのメッセージなるものの後に、18時と同じく官房長官が説明した内容は、18時の記者会見の時に発表できたはずのものだった。

そうはせずに、18時の記者会見時に彼が話した事は、チェーン・メールの類に対する苦言と、マスコミに対して…今回、各テレビ局は良くやっていると私は昨日からずーっと見続けていて思っている。…
そのマスコミに対して、不要・無用に思える(今回は特に)…規制区域での映像は(撮らないでくれが入っていたのだろうが)立ち入らないでくれとのコメントを入れてくれ。…
そんな事を聞く会見の場ではなかったのだが。

日本テレビだけが、水素爆発によって建屋が吹き飛んだ映像を流したことに対してなのか…
ならば、代表選の最終局面の決定的な局面で小沢一郎のスキャンダルを週刊誌に流したのは日本テレビだった事と、全く矛盾した話ではあるのだが。

私が単純に思った事は、自分の政治資金献金問題を朝日の一面でスクープされ、もはや絶体絶命だった御仁が、今回の人類史上最大の地震、津波という惨事すら、己の権力維持のために利用する魂胆が見え見えだな、と。

「自分は、朝6時にヘリコプターで視察に行って来ました」、と言う事がメインだった様な記者会見の後に、それでは、後は、小姓に任せるから聞いてくれとばかりに引き下がった。

自分は、完璧にやってますよ、とのアピールの場を作るために、国民に、不要・無用の2時間半の、嫌な心労を与えた、と私は思う。

事が事なだけに、18時に言える事は言うべきだったのは、当の官房長官が、「それはすみませんした」、と謝罪していた事でも明らかなのだから。

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