「弱者の味方」を気取るのが好きな我が朝日は、相も変わらずか例によってか、革新支持を続けていた

筑紫哲也、本多勝一、早野透、日本をおかしくした朝日新聞トリオ、と題して2021-05-19に再発信した章が、アメーバの公式ハッシュタグランキングに入っていた。
文中強調及び私の注を加えて再々発信する。

私が選ぶ、戦後リベラル砦の「三悪人」、筑紫哲也、本多勝一、早野透、日本をおかしくした朝日新聞トリオと題して2018-08-18に発信した章を段落等を修正して再発信する。
以下は月刊誌正論2018年9月号(840円)に、私が選ぶ、戦後リベラル砦の「三悪人」、筑紫哲也、本多勝一、早野透、日本をおかしくした朝日新聞トリオと題して掲載された元朝日新聞編集員川村二郎氏の論文からである。
見出し以外の文中強調は私。
戦後の日本をおかしくしたのは1に日本社会党、2に日教組、3はこの2つを応援した朝日新聞だと、私は考えている。 
日本社会党の一番の罪は、非武装中立という浮き世離れをした無責任な主張を続けたことである。
この主張が日本を平和ボケにしたことを忘れてはなるまい。
中立国のスイスが徴兵制を敷き、国中がハリネズミのようになって自国の安全を守っていることを、マスコミは報じなければいけなかった。 
日本のサンフランシスコ講和条約締結に際して、全面講和を唱えた責任も問われるべきである。
米ソが冷戦状態に入っている時、全面講和などという現実離れをした主張をしていたら、日本の独立はいつになったことか。 
日本社会党の主張を支持する東大教授を、時の吉田茂首相が「曲学阿世の徒」と言ったのは、けだし名言だろう。
民主党が政権の座に就いて政治学者が拍手喝采した時、私の頭に浮かんだのが「阿世の徒」という言葉だったことを書いておく。 
日教組の罪は、教職という崇高な使命を負いながら自らを「労働者」と名乗ったことである。
親が我が子の教育を学校の先生に託すのは、教職に就く人間は聖職者の誇りを持っていると信じるからである。
ただの労働者に我が子の将来は託さない。
我が子の将来とは、この国の将来だからである。 
そして、朝日新聞が紙面上で、無責任な日本社会党と日教組を応援した事実は、誰も否定できない。
朝日が「そんなつもりはない」と言っても、“未必の故意”の責任は、免れないのではなかろうか。
私がこういう考え方をするようになったのは、朝日新聞の記者になってから約20年後、『週刊朝日』副編集長になってからである。 
当時、社内では「タテマエの朝日新聞、ホンネの週刊朝日」と言われていた。
要するに、「新聞はキレイごとでいいが、週刊誌はそうはゆかない」ということ。
換言すれば、出来事を単純な善悪二元論で報じても、新聞はそれですむ。
しかし週刊誌は多元的に書かなければ、商品価値がないという教えである。
私には、週刊誌の方が水に合った。 
私は数え5歳の時、玉音放送を疎開先の伊豆・下田で聞いた。
ひどい雑音で意味がわからなかったことと、母がその夜から部屋の電気を嬉しそうにつけていたことしか、覚えていない。 
小学校4年の時に下田から引き揚げて湘南・鵠沼に住むようになった頃は、朝鮮戦争で国連軍が北朝鮮と中国の義勇軍に押しまくられていた。
家から自転車で15分程の入り江になっていた辻堂海岸では、アメリカ軍が上陸作戦の演習を繰り返していた。
マッカーサー元帥の一発逆転の仁川上陸作戦が成功し、国連軍が共産軍を押し返すのは、この後である。 
家の本棚にあった上下2巻の『東京裁判を裁く』で、キーナン検事やパル判事の名前を知った。
同時に、戦争に勝った国は負けた国を好きにできることや、負ける戦争はやってはいけないことを学んだ。
ケンカも戦争も、やるからには勝たなければいけない。
その頃、神奈川県は日教組が強く、明治生まれで根っからアカ嫌いの父は、組合活動に熱心な学級担任を嫌っていた。
日教組の「勤務協定反対」いわゆる勤評闘争が燃えさかった時期である。 
担任は活動に忙しいようで、自習になる日が多かった。
自習の翌日、担任は教室に来ると決まって学級委員の私に覆い被さるようにして顔を近づけ、「昨日は変わったことはなかったか」と聞く。
酒臭い息で、息が止まりそうだった。
私の日教組嫌いは、酒臭い息に始まる。 
朝日の記者になって赴任した福岡は教組が強かった。
首長の選挙は、保革一騎打ちになることが多かったが、革新の主張は子供の頃に聞いた社会党左派のものと大同小異だった。
「弱者の味方」を気取るのが好きな我が朝日は、相も変わらずか例によってか、革新支持を続けていた。
*この朝日の姿勢がNHKを始めとした日本のマスメディアの主張音となっている事は歴然たる事実である*
しかし、学生時代からノンポリなので、私が影響を受けることはなかった。
この稿続く。

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