話題の写真集を次々と出版、赤々舎代表取締役 姫野希美さん…朝日日曜版から。

社員3人、創立5年。まだ若くてとても小さな会社なのだが、いまや日本の写真文化にとって、なくてはならない存在だ。ヒットになりにくい画集や写真集の出版を大手出版社が抑える流れとは逆に、年間10冊前後、5年間で計60冊の写真集を刊行した。のみならず、写真界の芥川賞と言われる「木村伊兵衛写真賞」を、2008年には岡敦と志賀理江子でダブル受賞、09年には浅田政志、10年には高木こずえ、で受賞。しかもこれらの写真集には、複数の出版社に出版を断られた作品たちも少なくない。岡田も浅田も、そのユニークな才能を、姫野さんが見いだしたのだった。

…中略。

大橋仁『目のまえのつづき』(99年)の制作に立ち会い、自分の中で何かが動くのを感じた。「写真というものの持つ、わけのわからない生々しさ。そして写真家という人たちの圧倒されるような存在感に触れてしまった、という感じでしたね」 40歳を目前に控えた06年春。「人生は短い。純粋に作りたいと思う本だけを作りたい一…以下略。

黒字は芥川。

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