日本の若者は不幸じゃない、福嶋麻衣子さん…同じく朝日の読書欄から。

東京芸大出で27歳の、福嶋さんは言う。…黒字は芥川。

「女の子の戦線を作りたい」 マスメディアよりはもっぱらライブで活動する女性アイドルのためのスペースを東京・秋葉原で運営、社長を務めている。そこで出会ったアイドルや男性ファンを含めた若者のことを、ライターのいしたにまさきさんとの共著でまとめた。

 就職氷河期などの現象をもって「今の若者は不幸」といわれるが、私たちの世代は、生まれたときから不況。不況が不幸だとは思わない」という。

…中略。

コミュニティーには中心となる権威があるけれど、クラスターにはないから、仲間はずれにされることもない。互いの関係はゆるやか。誰にも居場所となるクラスターはあるはず」という。

 幼いころからピアノを学び東京芸大に進学。ネットを通じ、パフォーマンスを発表していた。電子楽器のパーツを買うため秋葉原に通ううち、アイドルを志す女性と応援するオタクたちに出会い、自分たちの居場所を作った。アイドルのプロデュースも手がける。
 海外進出が目標だ。現代アートのギャラリーで働いた経験があり、日本のアートを世界に売ることに関心を持っている。「客席を含めた、秋葉原の混沌とした空気をそのまま持っていきたい。女の子の〝戦線″を作りたい

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