「20世紀アメリカン・システムとジェンダー秩序」大嶽 秀夫著…日経読書欄から。
評者:慶応大学教授 渡辺 靖 黒字化は芥川。
冷戦時代、とある産業博覧会に展示された米国のモダンなキッチンを前に、ニクソンは米国の主婦の生活が楽になったとフルシチョフに自慢した。するとフルシチョフはソ連ではもう専業主婦そのものが不要になったと豪語した。
*これは最高の笑い話で、渡辺氏の見事な枕言葉でしょう。
社会のあり方や豊かさは、つねに男女の社会的役割や文化的規範の違い、すなわちジェンダーと結びつけられて論じられてきた。しかし、その割に、政治学によるジェンダーの扱いは総じて周縁的なままたった。政治過程論や政治理論の第一人者の手による本書はその意味でまず価値がある。切り込んでいる問いも鋭く深い。…以下略。
*女性の解放度が、国の豊かさのバロメーターであり、…その事を知らしめるだけで世界は一気に平和に成る。…だからこそ、日本は、20数年前に、「文明のターンテーブル」、が廻った時に、私たちが偶然作り上げた、人類史上初めての文化=New Big Voice=を、世界中に響かせるべき=Echo=させるべきだったと書いたのです。…ましてや、何にも見えていない権力追従の頭で、朝日の論説員たちは「清貧の思想」などと、下らぬ事を言って、更には、たへばなが開始した「政治とカネ」なぞという虚構を作り続け…。
こんなに阿呆なデフレの20年を作り、現執行部の様なものを作るべきではなかった事を糾し、二度と彼らは言論の表舞台に登場してはならないと糾すのです。