この時に、消費税増税の布石を打つとは、何と言う頭脳構造!何と言う心性!
今日の日経新聞一面の、先日からの特集記事は、この新聞の論説員達の、「下品」、を、これ以上ない位に現していた。
PCで、チャカチャカした短い情報を望まれる方が多いだろうと思って、全文掲載することを躊躇ったのですが、今日の紙面は、三度目の奇跡 第3部 大震災にひるまず下 世界が見つめる日本
もう先送りはできない こう言う見出しがおどっている訳です。
…前略
23日夕、東京・丸の内の高層ビルに入居するJPモルガン・チェースの日本法人。米本社から駆けつけた最高経営責任者(CEO)のジェイミー・ダイモン(55)はホールに集った400人ほどの社員たちを励ました。
「日本人の献身的な姿勢や節度ある行動は称賛されている。世界中が日本を応援している」
世界が市場を通じて再評価したのは急激な円高など数々の試練を乗り越えてきた日本の企業やそこで働く人々だった。その一方で世界が不安視するのは政治の弱さだ。
米ブルッキングス研究所が18日、ワシントンで開いた討論会。同研究所北東アジア政策研究部長のリチャードーブッシュは今回の震災が高齢化や人口減、政府債務の膨張など数々の難題を抱える中で起きたと指摘。「日本の危うさは政治家たちがやがて『いつもの日常』に戻ってしまうことにある」と訴えた。
危機が問うのはそこに生きる人々、ひいては国としての決意である。それ次第で歴史は変わる。「望まぬ現実には目をおおい、望む方向には事実をまげようとする為政者のきょうだな態度は、はかり知れぬほど国民にわざわいした」
敗戦後の復興計画策定を担った経済安定本部が1947年に出した第1回の経済白書。経済学者の都留重人らが執筆したこの白書は厳しい言葉で過去への反省を述べた。
敗戦後の復興計画策定を担った経済安定本部が1947年に出した第1回の経済白書。経済学者の都留重人らが執筆したこの白書は厳しい言葉で過去への反省を述べた。そのうえで「政府も企業も家計も赤字」と事態をかみ砕くように解説し、国民に一時的な耐乏」も含め復興の過程に加わるよう呼びかけた。
戦後の高度経済成長という2度目の奇跡を呼び起こしたのは、結局のところ国民一人ひとりの力だった。危機にひるんで問題を先送りすれば事態は悪化しかねない。
…後略。
*これが、この20年超の日本を作って来た者たちの姿です。彼らは、かの都留重人らが、…emperor-banzai-fascism という狂信、狂気の結果として起こした人類史上最悪の戦争の結果として、日本中の、数百の、都市と言う都市が焼夷弾で焼かれ、それでも尚、一億総玉砕、女、子供に至るまで、憎き鬼畜米英を、竹やりで迎え打つのだとして、降伏しなかった emperor-banzai-fascism の日本に対して、もはや、これまでと、ヒロシマ・ナガサキに原爆を落とされて、初めて降伏。
その焼け野原に成った日本に対して、都留重人らが、狂信、狂気ではない、新しい世界、自由な世界を作る為に、起草した文章を、…ましてや都留重人の名前を語ってですよ…日経の論説員たちは、彼らが唱え、誘導して来たのであろう、消費税増税への流れを作るために、利用するとは、何と言う罰あたりな論説だろうか。
ましてや、今、この時にですよ。「下品」、も極まれりとは、この事。4万人に届こうかという死者と、世界に類を見ない恐怖を与えた福島が…フクシマは、今や、ヒロシマ・ナガサキに続く「世界語」になっているほどの…未だ、予断を許さない…この政府を信用できないと考えている人間達は、首都圏、東京からすら、関西や九州に逃げ出している…芥川は、目にしてはいないが、大金持ちの人間達の中には、外国に逃げ出した者もいるはず。
放射能も地獄、避難所も地獄、ガソリン、灯油がないのも地獄という状況の中で、国民が、じっと我慢して、耐え、原発を何とか抑え込めますように、と。全国民が祈って、毎日を送っている、この時に、消費税増税の布石を打つとは、何と言う頭脳構造!何と言う心性!