真の反省とはなにか…「現内閣」、論。

21世紀人間とは、…或いは、21世紀国家とは何か、と問われたなら、芥川は、例えば、こう言うだろう…論語的に言えば、「王道」、を歩む人間、国家であると。

法然上人の浄土宗で言えば、「聖道」、を歩む人間、国家であると。

20世紀までは、そうではない。…「覇道」や「邪道」、南禅寺や建仁寺に代表される禅の世界で言えば、「六道の庭」であって、…「方丈の庭」ではないと。

20世紀までの世界は、悪を克服出来ない世界だった。

ありとあらゆる悪が…この世には存在している事は、…外交に携わって来た人、或いは商社に於いて、諸外国との法的紛争に携わって来た人、メーカーに於いて、理不尽な特許紛争に携わって来た人、一代で会社を興し、経営を為してきた人、或いは、様々な営業等、人にかかわる仕事を為して来た人たちは、一度や二度は、この世に厳然として存在する悪に直面した事があるはずである。

単純な詐欺師や泥棒の類は、その場限りだったり、一瞬だったりするものだが…悪人という者は、或いは、この世に存在する悪と言うものは、…約束を踏みにじる、騙す、etcな事を為した上で、更に、「筋違い」な事を為してくるものだという事の、一つや二つは、皆、経験しているはずだ。

芥川は、現内閣というのは、命名すれば、「筋違い内閣」なのだと、本日、気がついた。

山ほど在る事例の中から、三つを上げる。…先ず、第一は、自分たちの党を政権を担える勢力にまで押し上げた、最大の功労者…言わば、信長、秀吉、家康殿達と、同等の人物であると言っても良い…為政者としての資質、国の経営者としての見識等に於いては…人物が、それゆえに、相手方の放った、「けもの道」、に依って、迫害された時…週刊朝日も見えていた、芥川にも見えていた…一致団結して、この、反・民主主義的な権力の横暴に対して闘うどころか、…与した、「筋違い」。

参議院選挙の時に、一人の男が、突如として消費税10%増税と宣言した…党所属の409人…それぞれの地域から勝ち上がり、国民を代表している議員達に、…何一つ図らず、思いつきの様な独断専行を為した、「筋違い」…この結果が大惨敗で、現在の不安定さを作っている事は無論。

代表自身にも、ここまでの重大事故にした大きな責任が在る…不手際の連発で…今、世界を震撼させているフクシマを、…何とか、解決しなければならない時…しかも関係者が決死の覚悟で作業をなしている時、当事者である東電と共に、とことん、自らも死ぬ気で取り組まなければならない時に、…原子力を勉強したい…今は、そんな時か!…一人でも多くの決死的な英雄たちが、人海作戦で、事にあたるしかない時に、…

ただ、ただ、彼らに感謝し、彼らの恩に報いる為の、バックアップの全てを為さねば成らぬ時に…国会にも、誰にも図らずに大量の学者を補佐官としてに任命して、指揮系統をグチャグチャにし出している…こんな事だけは決断する、「筋違い」。

つまり、「筋違い内閣」なのである。筋違いな者でも弁護するのが弁護士の仕事。現内閣の、実質的な権力者が、弁護士であるのも、さもありなん、と芥川は思う。

言うまでもなく、この「筋違い内閣」を誕生させ、延命させたマスコミも、「筋違いマスコミ」…昨日までの、それが有り様…この罪が一番深いと芥川は糾すのです。

今、私たちに出来る事は、この筋違いを、糾すことだけだ、と。

死んでしまった者、今、そこに在るフクシマを、無かった以前には、何を言っても戻せないが。…この筋違いだけは、糾せる。…糾さなければ成らない…それこそが真の供養だと芥川は思う。

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