トップ官僚「総理の顔は一秒も見たくない」…週刊文春4月7日号から。

昨日、帰りの地下鉄中づり広告を見て、文春と新朝をキオスクで買って帰宅した。

テレビでは分からない…というよりも全く伝えない部分を報道できるのが、活字媒体の存在理由だろう。

菅が机を叩いて絶叫

トップ官僚「総理の顔は一秒も見たくない」
 
「それは十年後に本を書く時にでも……」
 記者のぶら下がり取材に応じず、「引きこもり」と揶揄(やゆ)されていることを気にしてか、菅直人首相は三月二十六日夜、番記者とのオフレコ懇談を行った。だが、「(専門家の意見を離れて)総理自ら政治的な判断をしたことがあるか?」との問いに、菅氏は冒頭のように、はぐらかすのだった。

 「もともとは、菅首相が、旧知の全国紙幹部を『公邸で飲もう』と誘ったが、『寝ずに頑張っている現場の記者と話すべき』と突っぱねられて開いた懇談。乗り気じゃなかったんです」(官邸キャップ)
 
「なぜ記者会見を開かないのか?」と聞かれ、「そうしたことは秘書官と相談してください」と首相が不機嫌に答えて始まった懇談は終始、険悪ムード。出たお茶に手をつけない記者もいた。記者「原発を民間に任せていいのか?」
首相「それは今言うべきことじゃない」

記者「総理が海水の注入を決めたのか?」

首相「(笑顔Iそれも十年後に)
 
「オフ懇とはいえ、普通は何らかの形で記事に反映させるものですが、今回は一文字にもならなかった。懇談後、記者から『総理は結局何を伝えたかったのか』と聞かれた側近の寺田学衆院議員も『知らんよ!』と苦笑したほどです」(前出・官邸キャップ)

却って記者との溝を深める形となったが、一方で、ブレーン作りには余念がない。
 
「総理は味方を増やしておかないと不安なのです。原子力に詳しい専門家など、震災後、六人も参与を増やしました。参与にすると、国家公務員の扱いで守秘義務が発生するので、マスコミに好き勝手に発言されずに済む。ただ、ブレーンが増えた分だけ会議も増え、結局は方向性が何も決まらなくなった」(官邸関係者) 

その責任を押し付けるかのように、。”イラ菅”の矛先は、閣僚や官僚、東京電力関係者に向かっている。
 
特に「A級戦犯は経産省。その言い分を垂れ流す海江田(万里)大臣はもっと悪い」(官邸スタッフ)という認識が官邸サイドにあり、菅首相もそれに丸乗りしているのだ。

海江田氏を面罵
 
「原子力に詳しい俺が、こんなので納得すると思ってんのか!」
 
十七日、菅首相は原子力災害対策本部会合で、報告書を提出した海江田氏をそう面罵したという。
 
「自分の部下である経産官僚が居並ぶ前ですから、海江田氏のプライドはズタズタでしょう。『総理は怒ってばかり。官邸で何も決め
てくれないのに』と周囲に漏らしていて、首相への不信感は相当なもの。いずれ、政権から離反しかねません」(経産省関係者)
 
二十二日、海江田経産相は、東京消防庁隊員を“恫喝”したことを謝罪した。その前日、石原慎太郎都知事が官邸に乗り込み、首相に抗議したことを受けてのものだが、海江田氏は周囲にこうコボしているという。
 
「菅さんから『ともかく何でもいいから謝ってくれ』と押し切られたんだ。俺は原子力安全・保安院の職員は叱ったが、消防庁には何も言っていないのに……」 民主党関係者が言う。
 
「菅首相とすれば、いま自治体を敵に回すと、四面楚歌となりかねない。そこで石原知事の言い分を丸呑みしたようです」
 
説明に上がった経産官僚に対しても同様に、机を叩きながら、こう絶叫。
 
「こんなことでうまく行くのかバカヤローー 俺はお前なんかより原子力について詳しいんだ!」

…以下略。
 

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