空母 被災地から撤収へ…今朝の日経新聞2面から。
米軍支援救助から復興に軸足
東日本大震災の被災地支援のため三陸沖で活動していた米原子力空母 「ロナルド・レーガン」が5日、捜索救難や物資輸送などの支援任務を終え、同海域から撤収を始めた。政府関係者が明らかにした。米側は今後、東京電力福島第1原子力発電所での事故対応やがれきの除去など復興支援に軸足を移す。
同空母は先月13日、三陸沖に入り、艦載ヘリコプターなどを使って捜索や輸送を展開してきた。
今月3日まで3日間実施した自衛隊と米軍による岩手、宮城、福島3県での行方不明者の一斉捜索にも参加。震災発生から3週間ぶ上が経返し、米側は一部の部隊を通常任務に戻し始めた。ともに活動に当たっていたイージス艦2隻も支援任務から離れた。
米陸軍や海兵隊による復興支援は継続する。枝野幸男宣房長官は5日の記者会見「米軍の活動拠点の一つとして同空母には大変な活躍をしていただいた」と語った。