会計検査院で、各省の検査担当を経て現職に在る氏ならではの、面白い論もあった…骨子は、

(文中敬称略)

昨日の朝日新聞13面、耕論 3・11復興財源は と題した面には、他に、飯塚正史 会計検査院官房審議官の、早稲田大を卒業して以来、会計検査院で、各省の検査担当を経て現職に在る氏ならではの、面白い論があった…骨子は、

…前略。

そこで、私が考える第四の方法は、10年度の決算剰余金約30兆円を財源にするのである。この約30兆円は通常なら、12年度予算の財源になるものである。しかし、3月末で発生する決算剰余金をどうしてすぐに使わないのか。なぜ1年も寝かす必要があるのだろうか
 
これまでは、10年度分の決算剰余金は11年7月に確定するので12年度の予算に、また11年度分の剰余金は13年度の予算に、というように、前々年度の剰余金をその年度の財源とする悠長な方式であった。私の考えは、10年度分の剰余金は11年度に、11年度分の剰余金は12年度に、というように前年度の剰余金を使う方式である。
 
そして、11年度をもって前々年度方式を前年度方式に変えれば、サイクルを変えた11年度だけは、従来の09年度分と修正後の10年度分かダブるので、片方が自由に使えるという理屈である。工円の増税も借金もしないで乗り切ることができる方法だ。
 
これらは一般会計と18の特別会計の剰余金だが、私か考える方式の変更には特別会計上の目的を外す立法が必要だ。

また、サイクルを変えることで、今後の予算編成では決算剰余金見込み額として剰余額を見込むことになる。しかし、もともと予算は見込みの世界。決算剰余金だけ確定を待ったりするから無駄が生じるのである。
 
復興計画・予算は一刻も早く明示すべきだ。そして、潤沢な予算があることを被災に苦しむ人々に示し、世界に示す必要がある。

それによって世界の市場に、そして何よりも東北の人々の心に、小さな灯火がともれは、いまの日本にとってそれに勝ることはないだろう。  (寄稿)

*もう一つは前・大蔵省主計局長~事務次官を経た…ご存じの方も多いと思うが、武藤敏郎の論。…これは簡単に言えば増税論…芥川が、彼の論に感じたものは…外国が日本人に対して持つ決して良いイメージではないもの…ドブネズミ色のスーツを着たサラリーマン…そういう匂いを感じるのである。

彼の論を、日経や朝日の論説員たちが支持しよう、或いは、その様に世論形成を為そうとしている事は明白なのだが、…この20年、不要・無用のデフレを止める事が出来なかっただけではなく…、

ここから以降は、芥川の舌鋒が、当然ながら鋭いものとなりましたので、ここでは控えさせて頂いて…先日の様な的外れの批判を受ける為に書いているのではないから。

この国を糾す、ただ、それだけの為に書いている、「第二章」…21世紀の「戦争と平和」を購入して読んで頂けますでしょうか。

先般、書いた様に、そこで書いた物には100%の責任を取ります。間違ったことは書いていないとの確信だけで、言わば、芸術家の目にしか見えないものが、そこには在るはずですから。

買って損をすることは100%ないはずです。どうぞメルマガで、お読みください。

この続きですから、本日発行の号外として、出します。

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