一体、菅首相に違法献金を行ったK氏とはどのような人物なのか。
週刊文春4月14日号から。
一体、菅首相に違法献金を行ったK氏とはどのような人物なのか。
前出の民団関係者は「とても堅気には見えない」と語る。
「背は百六十五センチくらいで、髪型は角刈り。やや浅黒く、いつも高級そうなスーツを着ている。横浜の高級住宅街に自宅があって、白いジャガーとベンツを持っています。運転手つきのロールスロイスで現れたこともあった」
K氏は、横浜市内で不動産業などを営む複数の会社で代表取締役を務め、町田市などでパチンコ店を三店舗経営。帝国データバンクによれば、年商は約五十億円にのぼる。
「父親もまた、旧横浜商銀の幹部で、在日韓国人の間では有名な存在です。息子のK氏は日本で育ったため、韓国語をほとんど話せない。奥さんは帰化していますが、韓国でのビジネスのためにK氏本人は帰化しないようです。日本人には『日本人のために』と言うけど、韓国人には逆のことを言っています。少なくとも首相が無警戒に付き合っていい人物ではない」(同前)
K氏が所有する船で釣りに
実際、その周辺には、いわくつきの人脈も広がっているのも事実だ。K氏はオークション会社(横浜市)の代表取締役も務めているが、同社の元取締役には、障害者団体向けの郵便割引制度が悪用された事件で、郵便法違反罪に問われている人物も名を連ねていた。
「いわゆる“政商”といったタイプで、グレーな人物との付き合いも厭わない。政治家の知り合いも多いけど自民党寄りで、地元選出の菅義偉元総務相や神奈川県議らと親しい。口がうまいので、彼らの懐にも飛び込める」(同前)
菅元総務相の地元事務所の登記を調べると、K氏が代表取締役を務める別の不動産会社が所有している。
菅氏に話を聞くと。「Kさんの会社に毎月四十二万円の家賃を払っています。その会社は日本人の株主が六割を占めている。でも、なぜ菅さんと付き合いがあるのか……意外に感じました」
確かに東京選出の菅首相は横浜とは無関係だ。その点について、当の首相は、
…続く。