チタン工業がストップ高、リチウム電池負極材供給で思惑買い 。
チタン工業が前日比80円ストップ高の417円に噴き上げ、東証1部値上がり率上位に浮上している。取引時間中での400円台復帰は3月22日以来。
14日の日刊工業新聞で、三菱自動車は年末までに発売予定の軽商用電気自動車(EV)「ミニキャブ・ミーブ」に搭載する東芝製バッテリーの組み立てを、同車を生産する水島製作所(岡山県倉敷市)で内製化すると報じられた。今夏に予定するEV用リチウムイオン二次電池組み立てラインの拡張に合わせ、新採用の東芝製電池にも対応できる体制を整えるとしている。これに絡み、東芝の新型リチウムイオン電池「SCiB」の負極材としてチタン酸リチウムを供給するチタン工業に思惑買いが向かったもようだ。
提供:モーニングスター社 (2011-04-14 14:49)