閖上へ贈る一曲
ふとした瞬間に蘇る、あの頃の苦しみと音楽。
今日は、閖上の皆に、この一曲を贈りたくなった。
プッチーニ《ラ・ボエーム》より「ムゼッタのワルツ」。
今日、ふと、閖上の皆に、この歌を贈りたいと思った。
2016-01-22
我が母校の同級生の中で、本当に数人の親友しか知らなかった苦しみの中にいた頃、私は、なけなしのお金をはたいて、テバルディが主演した「ラ・ボエーム」の全幕が入ったLPのアルバムを買って、それこそ喜びも苦しみも幾年月だった。
私が閖上に居た高校時代。
私は高校3年時分には、仙台一の資産家の豪邸で、家庭教師兼、昔で言えば書生として暮らしていたのである。
今日、ふと、閖上の皆に、この歌を贈りたいと思った。
私は、誰かピアノで伴奏してくれる人がいたら、この歌を、きっと歌える。
この歌は、前記のアルバムの中で、一番、私の心を捉えた歌なのである。
プッチーニ《ラ・ボエーム》
「ムゼッタのワルツ」
ディアナ・ダービン