韓国軍によるベトナム人女性への組織的性暴力と「トルコ風呂」慰安所の実態

2015年に米国立公文書記録管理局(NARA)の公文書によって明らかになった、韓国軍によるベトナム人女性への組織的な強姦と「トルコ風呂」と称する慰安所への強制収容・売春強要の実態。韓国左派紙ハンギョレも報じた事実と、釜山日本総領事館前慰安婦像設置問題への日本政府の対応の在り方を検証する。

韓国軍はベトナム人女性を強姦しただけでなく、「トルコ風呂」と称する慰安所に集め売春を強要していた。
2017-01-22。
以下は前章の続きである。

しかし、この投稿記事では、ベトナム人女性は強姦・性的暴行を受けただけのような書き方ですね。
だがしかし、実態は違います。
2015年に米国立公文書記録管理局(NARA)の公文書によって明らかになったのですが、韓国軍はベトナム人女性を強姦しただけでなく、彼女たちを韓国兵のために設置した「トルコ風呂(Turkish Bath)」という名称の慰安所に集め、韓国兵相手に売春を強要していたのです。

つまり、軍がむりやりベトナム人女性たちを慰安婦にしていたというわけですね。

この件について、2015年4月25日付の韓国の左派日刊紙ハンギョレ(英字電子版)は、「日本の反韓感情を鼓舞する主要な力のひとつ、週刊文春が4月2日の“春の特大号”で明らかにした。
執筆者は東京放送(TBS)のワシントン支局長 Noriyuki Yamaguchi(山口敬之氏、現在フリー記者)で…」とその内容や経緯を伝えました。

そして、最後のくだりで、山口氏が文春で「慰安婦問題は国内政治や外交の道具としてではなく、人権問題として真剣に取り組んでいる」と述べた朴槿恵(パク・クネ)大統領がこの件で調査に及び腰になるなら、韓国は自国にとって不都合な真実を無視し、歴史と対峙することを拒否する国だと国際社会に証明することになる、と書いた一文を引用し、こう締めくくりました。

<(朴大統領にとって、この一件の調査に乗り出すことは)恐らく不快なことであると思われるが、(文春の記事の)主張に反論するのは困難である。
ベトナム戦争中に起きた民間人への虐殺だけでなく、韓国軍が(ベトナム戦争時の)慰安所の運営・管理に関与していたかどうかについて、韓国政府はベトナム当局と協力して真実を見つける時がきたのだ>

韓国の大手左派メディアも「これ、さすがにシカトはマズイやろ」というニュアンスで伝えているわけです。

今回の韓国・釜山の日本総領事館前の慰安婦像設置問題について日本政府は、かつてない強行措置で徹底抗戦すべきだと思います。

なぜなら、前述したネイション・オブ・チェンジの記事のコメント欄には、こんな書き込みがありました。
「この記事は完全な作り事だ。ベトナム戦争時の韓国軍には慰安婦などいなかったし、韓国政府も(ベトナムの)女性を性奴隷になどしていない。
この記事の執筆者が日本人なのは明らかで、自分たちが韓国の慰安婦問題で非難されないよう、こんな作り事を書いたのだ」

こんな反吐がでるほど卑怯な連中には、常識は一切通用しませんからね。

(岡田敏一)
岡田敏一(おかだ・としかず)1988年入社。
社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部、編集企画室、SANKEI EXPRESS担当を経て大阪文化部編集委員。
ロック音楽とハリウッド映画の専門家。
京都市在住。

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