森下竜一氏へ――哲学と国家の病は私が担う、貴方は医学の頂へ進まれよ
米国留学時代から現在に至る森下竜一氏の研究者人生と、毎日新聞・TBSによるバッシング報道の実態を批判的に検証しつつ、筆者は「文明のターンテーブル」が担う役割と、森下氏に求める本来の使命――世界的医学研究への専心――を明確に宣言する。
どうぞ、貴方は、本来の研究に邁進されて、愈々、世界的な大研究者・医学者に成って下さい。
2017-01-01
以下は前章の続きである。
中段にある。
留学先のビクター・ザウ教授の研究室は、西海岸らしい自由な気風が横溢していた。
研究のための研究ではなく、実際に病気を治すものを開発するという目的意識がはっきりしていた。
中略。
このときザウは見込みのある森下の帰国に反対した。
キミは日本人離れしているから帰国すると才能をつぶされるぞ、このまま米国に残れば、私がどこかの大学教授のポストを世話してやる、と。
中略。
ザウの予言どおり出る杭を打つのがこの国の常である。
アンジェスが上場して2年後、毎日新聞は1面トップで「未公開株、臨床試験医の阪大教授ら5人、事前に取得。大学発製薬ベンチャーから」と報道し、各紙もこぞって追随した。
記事はコラテジェンの臨床研究にかかわった教授たちが上場前のアンジェス株を取得して儲けたことを、あたかも不正な方法で儲けたかのように報じている。
経済や産学連携に無知な記者が、森下に嫉妬する人間から情報提供を受けて書いたことは容易に想像がつく。
以下略。
以下は現在時点でのコメントである。
昨日、ご紹介したあの毎日新聞社、あのTBSが、これこそ売国奴、国賊そのものであると言っても全く過言ではない態様の報道機関が、こんな正義の味方の様な仮面を振りかざして、やるべき仕事を遂行していた研究者たちを誹謗中傷する記事を書いていたわけである。
私の「文明のターンテーブル」第1章は、現在進行形で、まさに、そのようなマスコミの心臓を抉っていますし、後略。
日本の本質的な、哲学的な病を糾すのが、私の役割であり、生涯の仕事です。
それは貴方の仕事ではありません。
どうぞ、貴方は、本来の研究に邁進されて、愈々、世界的な大研究者・医学者に成って下さい。
医療行政を糾す事は、時間があれば、どんどん、おやりになったら良いと思いますが、日本の20年後は、後、40年書き続ける私にお任せ下さい。