極めて不安定な世界を生んだのは誰か ― 高山正之が突きつける戦後日本の自己責任

高山正之『変見自在』からの引用を通して、戦後日本を覆ってきた似非モラリズムと歪んだ歴史認識が、今日の極めて不安定な世界をもたらした元凶であると断じる。大江健三郎、村上春樹、内田樹らの思想を厳しく批判し、真の知性とは何かを問い直しつつ、日本人自身が招いた現実と向き合う覚悟を促す一章。

以下は高山正之の、変見自在、「プーチンよ悪(ワル)は米国に学べ」、新潮社、のp75~78からである。
彼の本は、どの本の、どの章にも、以下のような、見事さ、これぞ本物、これぞ知性が溢れているのである。
日本国民は、大江健三郎や村上春樹などという、朝日新聞を読んで育った、似非モラリストの極みで、一人は、極言すれば、単なる西洋かぶれ、もう一人は、これまで誰も言及して来なかった事を、私が世界で初めて指摘した、論評にも値しない男、こんな者たちの見せかけのモラリズムを、本当だなどと考えていたら、貴方にも、日本にも未来はないだけではなく、「文明のターンテーブル」という神の摂理に対して冒涜する者、つまりは犯罪者として、極めて不安定な今の世界をもたらしたのは、自分たちであることを知らなければならないのである。
彼らの歴史認識は幼稚園児以下なのである。
同時に、早ければ今日にもご紹介する、元東大教授の酒井信彦さんの見事な本が教えてくれた事実を知った私は、最近、感じていた事、内田樹について、AERAを購読していた頃に、梅棹忠夫の弟子を自称していたから、まともな人間かと思っていたのだが、私は、彼に、今後二度と梅棹忠夫の名前は口にすべきではないと言う。
君の頭脳で梅棹忠夫を云々するのは、梅棹忠夫に対する、これ以上ない侮辱である。
冒頭の目の覚めるような論文は、次章にてご紹介する。

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