豊中「二束三文の土地」報道で隠された本質――北ヤードと朝日・辻元・民進党
2017年の豊中「国有地売却」問題で、朝日新聞や民進党・辻元清美、玉木雄一郎らが政権攻撃に利用する一方、肝心の地名を一切報じない不自然さに筆者は着目する。
豊中という“高級住宅地”イメージの裏にある激しい地価格差、名神高速インター脇・埋設物だらけの「二束三文の土地」という実態、そして坪1億円超もあり得た梅田北ヤードを半値以下で処分させた朝日新聞の“大罪”との対比を通じて、日本の税金回収を天文学的に棄損してきた真の問題と、ポリコレを悪用した民進党の罠に自民党が嵌ってはならないことを警告する。
2017-02-24
3年前の8月以前に、朝日新聞が妙な肩入れをして持ち上げ出した国会議員が大阪選出の辻本清美である。
これと玉木雄一郎などという、この政党得意のテレビ写りを考えた様な風貌の男の二人が、今回の豊中の土地問題で政府を喜々として攻撃している態様、これを共産党がバックアップしている。
私は、豊中の土地と報道されるだけで肝心の地名が全く報道されない事だけで、この事の真実が分かった。
私が不動産業を人生の職業として選択した事は既述のとおり。
豊中という地名だけだと高級住宅地のイメージがあると踏んでのことだろうが。
豊中と言うところは、方向音痴気味の人間が車を運転していると往々にして難儀する土地なのである。
土地の価格差が激しい事もプロの不動産業者なら誰でも知っている場所である。
車を運転している人間は176号線を一度は走っている。
豊中はこの176号線の東と西では大違いの場所なのである。
西側は一言で言えば工場地帯、或いはラブホテルなどが林立している場所である。
私は今回の土地はラブホテルや工場などの所有者が破たんして国有財産として接収された土地なのだろうと推測していた。
名神高速道路のインターチェンジのすぐそばの土地で名神高速道路に面している。
高級住宅地やその土地を代表する商業地に高速道路を通したり、真上に飛行機を飛ばす事はあり得ないのである。
理由は言うまでもない。
そんな馬鹿なことをしたら用地費は幾らあっても足りないからである。
梅田の北ヤードの土地が坪1億円以上でジョージソロスの会社が落札出来ていた場合と、一私企業が周到に図って落札した価格である坪4,500万円の差で、
今回、彼らが数字だけを勝手に上げている8億円は、北ヤードの場合は、上記の結果で算定すれば、たった10坪の事なのである。
国民が今も負担している税金の回収が、どれほど多額に棄損されたかは言うまでもない。
この事の異常さについて全く何一つ言及して来なかった彼らが、様々な理由で二束三文の土地であると言っても過言ではない土地、しかも地下に得体のしれない埋蔵物がある土地である。
彼らは、この天文学的な数字は全く不問にしてきて、様々な理由で、二束三文の土地が机上で算定されていた結果と現実の売却額、おまけに地下には彼らが大好きな得体のしれない埋蔵物が山ほどあった土地を題材にして政権攻撃をしている。
まるで日本も韓国と同様なのだと言いたい風情で。
本当は何の問題もない豊洲では、この埋蔵物の問題で貴方達は大騒ぎしているはずだ。
私は辻本を筆頭にした民進党などが、この問題を取り上げている理由は、この幼稚で、最も悪質だと言っても過言ではない口撃で、自民党の人間に癇癪を起させ、この土地の、土地柄などについて、辻本や朝日新聞などが大好きなポリティカル・コレクトネスに引っかかる言葉を引き出そうと狙っているのではないか、と勘繰らざるを得ないほどである。
自民党の諸君は、ゆめゆめ、彼らの戦術に引っかからないように、応対しなければならないのである。
この稿続く。