日本を三年で壊した民主党という「禍の機体」

高山正之氏の論考を引き、航空史の事故機に喩えながら、民主党政権が日本経済・エネルギー政策・国家の基盤に残した深刻な負の遺産を論じる。

日本を3年間でダメにした民主党もその類いに思える。
2017-02-14
以下は、月刊誌正論3月号の巻頭に掲載されている、戦後世界で唯一無二のジャーナリストである高山正之の論文の最終章からである。
文中強調は私。
前文略。
ダグラス社製の飛行機DC3は文句なしの名機だった。
安心と安全をここまで評価される飛行機は少なかったが、DCシリーズはそのあとが悪かった。
日航が愛したDC8はニューデリー、モスクワ、クアラルンプールで落ちて日航自体の失墜を速めた。
疫病神に近かった。
そのあとのDC10はもっと酷かった。
宮澤喜一の令嬢もその機のデビュー当時、ルフトハンザの客室乗務員をやっていて、予感があったという。
DC10は巡航に入ってもやや機首上げで飛んだ。
異常な体位がどうにもなじまず、やめた。
正解だった。
この機には貨物ドアが外れ、客室の床が抜け落ちる癖があり、ついにはトルコ航空の同型機がパリで墜ち、346人が死んだ。
最後の大事故は79年5月、シカゴ・オヘア空港で、離陸中にエンジンが1基落ち、裏返しになって墜落して271人が即死した。
これでダグラス社もとうとう潰れ、その名も今は残っていない。
DC10型機は今、落ちてもいい貨物機などで余命をつないでいる。
そんな中、2000年7月、超音速旅客機コンコルドがパリで落ち、あれほどの名機が惜しまれつつ運航停止にさせられた。
事故原因は滑走路に落ちていた小さな金具で、それがコンコルドのタイヤを引き裂き、断片が翼に当たって燃料漏れ、発火を引き起こしたことが分かった。
一体、どの機が落としたか。
調べたらまだ飛んでいたコンチネンタル航空のDC10のものだった。
DC10に似て、いつまでも禍をもたらすものはどんな世界にも結構ある。
日本を3年間でダメにした民主党もその類いに思える。
彼らが置いていった消費税はそれだけで日本経済を躓かせ、まだ残り火がくすぶる。
菅直人がやった原発規制は日本のエネルギー政策をずたずたにし、どころか高速炉まで破壊してしまった。
衣を民進党とかに変える姑息をやったうえ、まず手をつけたのが日本の国籍の重さを奪うことだった。
そして今また滑走路に落ちていたゴミみたいなちびっこが天皇制を廃し、革命を目指す共産党についていきますとか言い出した。
堕ちるのはお前たちだけでいい。
日本人を巻き添えにするな。

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