電力自由化の弊害を理解していない報道の危うさ
NHKニュースwatch9の司会者ですら電力自由化がもたらす弊害を理解していない現状を批判する。
原発即時停止という幼稚な政策が決議された政治的背景を検証し、日本の電力会社が担ってきた世界最高水準の公共責任を忘却する報道姿勢の劣化を指摘する。
2016-02-04
昨夜のNHKニュースwatch9で他の女性アナに比べればずっとまっとうな司会者であっても電力自由化がもたらすであろう弊害については分かっていない趣だった。
原発の即時全面停止は幼稚園児以下の発想だった。
今の国連事務総長ですら当時それは間違いだと発言していた。
なぜあんな政策が決議されたのか。
今年選挙権を持つ18歳の人たちは全く知らないだろう。
当時国民のほとんど全員が即時の辞職を望んでいた史上最低と言ってもよかった首相菅直人は東北大震災を自らの延命のために利用した。
私はそれが福島がフクシマになった大きな一因であると最初に書いた人間である。
戦後日本で史上最低のtraitorと言っても過言ではない福島瑞穂が彼に延命の知恵を授けた。
それが浜岡原発の即時停止である。
そこに福島へガイガーカウンターを持ち込んだ孫正義が加わった。
地方自治体の首長や国会議員たちも騒動に加担した。
彼らは自分たちの無能と無策を棚に上げ必死に復旧作業を続けていた東電を徹底的に悪者に仕立て上げた。
戦後ずっと世界一高品質な電気を供給し続けてきた日本中の電力会社も同様に悪者にされた。
この事実を残念ながらあのキャスターは知らない。
NHKは肝心かなめの事を忘却しているのか。
それでは報道機関とは言えないだろう。
朝日などの子会社である民放の偏向報道と何ら変わらない。
国家と国民のための放送局としてそれは許されない。
この稿続く。