国防の現場が語る現実と、一党独裁国家の野望

海・空・陸の元司令官三名が語った国防の現実は、戦後70年を経て成立した自衛権・集団的自衛権の法案が、いかなる国際情勢と脅威の中で必要とされたかを明確に示している。中国の歴史捏造、南シナ海・東シナ海での露骨な覇権行動、そしてそれを許した国際社会の失策を厳しく問う。

2016-02-05

海、空、陸のそれぞれの元司令官三人が語ってくれた国防の現実。
それは、世界中の全ての国が持っている自衛権、或いは集団的自衛権を、戦後七十年経って、やっと国会で決議した法案が、どのような状況の中で成立に至ったものであるのかを、現場からまざまざと教えてくれるものでもあった。

いよいよ、共産党の一党独裁主義国家は、その本質的な野望の実現のために、歴史の真実までも平然と偽造する横暴にとどまらず、南シナ海では膨大な数のサンゴ礁を破壊し、無数の岩礁を埋め立て、南シナ海を自国の領海としようとしている。
国際法も何もかも平然と無視し、自分たちの野望だけは通そうとする、これ以上ない横暴である。

それは正に、私が何度も言及してきたオバマの大失態に乗じたものなのである。
彼の発言が、世界の平和と安定にどれだけ悪影響を及ぼしているかを考えれば、オバマに平和賞を与えたノーベル賞委員会は、明白に間違ったというか、勇み足だった。

それは、大江健三郎に文学賞を与えたことと同様の誤りである。
文学賞で言えば、彼に与えるのなら、紫式部と石山寺に与えるべきだった、というのが私の確信であるが、これについては後日に書く。

東シナ海では、尖閣諸島を自国の領土であると宣言し、毎日のように海と空から日本の隙を窺っているだけではない。
沖縄まで中国の領土であるという野望を、人民日報は書き始めた。

正しく、これに呼応するように、沖縄に翁長知事が誕生した。

この稿続く。

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